昨日はバフンウニ漁解禁日だった。ところが、天気予報どおり朝からどんよりしており、今にも雨が降ってきそうだった。そのため、磯に行くのをほとんどあきらめて、菜園で害虫退治をしたり、支柱立てをしたりしていた。ところが、午前11時過ぎに、漁協の巡視船が「稚貝を放流しているので、小さいアワビは採らないで下さい」などと沿岸を巡回しながらマイク放送を流しているのを耳にして、居ても立ってもいられなくなり、あわてて大きなおむすびを1個作って、浜に出かけた。
浜は大潮ということで、「さあ、自力で好きなものを採って下さい」と言わんばかりに、かなり潮が引いていた。早速、水中眼鏡を装着して磯遊びを始める。するとすぐに、幸先良くサザエを見つけた。「よし、よし、今日はこの調子でたくさん採れてくれよ」と願いながら、岩をおこしたり、岩の隙間などを覗き込む。
昨年もそうだったが、今年もバフンウニは小さいのしか見かけなかった。そのため、もっぱらサザエとトコブシ採りに励んだ。奮闘2時間、サザエは結構取ることが出来た。そして、小さいけれどどのくらい身が付いているだろうかと思い、ウニもほんの少しだけ採って帰った。
午後2時過ぎ、浜から帰ろうとする時になって、夕立のような強い雨が降り始め、雷までなってきた。でも、身体はどうせ海に入ったため濡れているし、さほど気にはならず、それよりも久々の磯遊びで大いに満足していた。
ということで、昨夜は久しぶりに海の幸を美味しく頂きました。
ところで、我が地区では、ウニのことを“ガゼ”と呼ぶ。そして、バフンウニのことは“ウマンクソガゼ”と呼ぶ。“ウマンクソ”とは、汚いネーミングのようだが、“馬のクソ”が訛ったもので、バフン⇒馬のフン⇒馬のクソ⇒ウマンクソ となるわけで、忠実に日本語を直訳したようなものである。一方、ムラサキウニは“オニガゼ”と呼んでいる。長い棘があることから、鬼を連想して「オニガゼ」となったのであろうか。それにしても、バフンウニはそんなに馬のフンに似ているだろうか?
アカウニはそのままアカウニのようである。これがやはり一番身の付きが宜しいようです。
≪ウニ3種。左からムラサキウニ、アカウニ、バフンウニ≫
≪ウニの身。上の方の色の濃いのがバフンウニの身≫
バフンウニは小さかったので、やはりあまり身がありません。ムラサキウニは予想以上に身が付いておりました。
そんなウニですが、ウニのことをガゼと呼ぶのはこの地方だけかと思っていたのだが、北海道、東北、壱岐、天草などでもバフンウニを「ガゼ」と呼ぶようだ。
そして、ウニの口に相当する石灰質の咀嚼器(5個の歯からなる)のことを「アリストテレスのランタン」と呼ぶということを初めて知った。哲学者で知られる彼が、ウニの口を見て「ランタン(ギリシャ語で何と言うか解りませんが)」と名づけたそうである。さすが天才のひらめきは違う! ということは、アリストテレスもウニを食べていたのだ、と思うと「ウフ」である。でもきっと、ウニ丼は食べたことがないであろう。
≪中央上部がウニの口(咀嚼器)≫
≪本当にランタンのようです≫
なるほど、本当にランタンのようである。アリストテレスに感服!
またまた、ウナギの産地偽装が発覚した。今回は流通業者がつるんでやったようで、非常に悪質である。しかも、中国産ウナギからは禁止抗菌剤まで検出されたとは、全く恐ろしい。偽装の報酬として、1億円も支払うのだから、よほどぼろもうけしたのだろう。
自分で採ってくるのが一番確実で安心な食材だ。
海の幸に感謝、感謝である。
浜は大潮ということで、「さあ、自力で好きなものを採って下さい」と言わんばかりに、かなり潮が引いていた。早速、水中眼鏡を装着して磯遊びを始める。するとすぐに、幸先良くサザエを見つけた。「よし、よし、今日はこの調子でたくさん採れてくれよ」と願いながら、岩をおこしたり、岩の隙間などを覗き込む。
昨年もそうだったが、今年もバフンウニは小さいのしか見かけなかった。そのため、もっぱらサザエとトコブシ採りに励んだ。奮闘2時間、サザエは結構取ることが出来た。そして、小さいけれどどのくらい身が付いているだろうかと思い、ウニもほんの少しだけ採って帰った。
午後2時過ぎ、浜から帰ろうとする時になって、夕立のような強い雨が降り始め、雷までなってきた。でも、身体はどうせ海に入ったため濡れているし、さほど気にはならず、それよりも久々の磯遊びで大いに満足していた。
ということで、昨夜は久しぶりに海の幸を美味しく頂きました。
ところで、我が地区では、ウニのことを“ガゼ”と呼ぶ。そして、バフンウニのことは“ウマンクソガゼ”と呼ぶ。“ウマンクソ”とは、汚いネーミングのようだが、“馬のクソ”が訛ったもので、バフン⇒馬のフン⇒馬のクソ⇒ウマンクソ となるわけで、忠実に日本語を直訳したようなものである。一方、ムラサキウニは“オニガゼ”と呼んでいる。長い棘があることから、鬼を連想して「オニガゼ」となったのであろうか。それにしても、バフンウニはそんなに馬のフンに似ているだろうか?
アカウニはそのままアカウニのようである。これがやはり一番身の付きが宜しいようです。
≪ウニ3種。左からムラサキウニ、アカウニ、バフンウニ≫
≪ウニの身。上の方の色の濃いのがバフンウニの身≫
バフンウニは小さかったので、やはりあまり身がありません。ムラサキウニは予想以上に身が付いておりました。
そんなウニですが、ウニのことをガゼと呼ぶのはこの地方だけかと思っていたのだが、北海道、東北、壱岐、天草などでもバフンウニを「ガゼ」と呼ぶようだ。
そして、ウニの口に相当する石灰質の咀嚼器(5個の歯からなる)のことを「アリストテレスのランタン」と呼ぶということを初めて知った。哲学者で知られる彼が、ウニの口を見て「ランタン(ギリシャ語で何と言うか解りませんが)」と名づけたそうである。さすが天才のひらめきは違う! ということは、アリストテレスもウニを食べていたのだ、と思うと「ウフ」である。でもきっと、ウニ丼は食べたことがないであろう。
≪中央上部がウニの口(咀嚼器)≫
≪本当にランタンのようです≫
なるほど、本当にランタンのようである。アリストテレスに感服!
またまた、ウナギの産地偽装が発覚した。今回は流通業者がつるんでやったようで、非常に悪質である。しかも、中国産ウナギからは禁止抗菌剤まで検出されたとは、全く恐ろしい。偽装の報酬として、1億円も支払うのだから、よほどぼろもうけしたのだろう。
自分で採ってくるのが一番確実で安心な食材だ。
海の幸に感謝、感謝である。