かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

クレオパトラのガッツポーズが見たかった

2010-02-27 10:36:46 | スポーツ
4年間で完璧なアスリートとなり、パーフェクトに演じきったキム・ヨナ
痛恨のジャンプ・ミスで、その後「鐘」が重苦しく思えた浅田真央
母の訃報を乗り越え 多少のミスも取り返しきっちり演じた 地元ロシェット
女子フィギュアは、順当な金銀銅だったと思える・・・なぁ。
浅田選手のイージーミスを除けば。
今回も 青色のクスチュームが金を獲る というジンクスは生きた。
鈴木選手もすばらしいパフォーマンスでした。 

さて個人的には、安藤美姫選手が最も気になります。
最終グループまでに、2名が総合得点180点以上を出すという、ハイレベルな争い。
安藤はSP4位と出遅れての最終グループ2番目演技。
彼女の演技が始まる前から、当方脈拍が速まる。
そして、ドキドキの4分間が始まる(なぜ毎回こんなにドキドキするのだろう?)。

彼女の持ち味の3回転-3回転は、残念ながら回避(新聞報道どおり)。
SPで回転不足と判定されたからだろうか・・・?
でもチャレンジして欲しかった。
(4年前は、4回転に挑んでボロボロになったのがトラウマか?)
そんなプチ残念もあったけれど、その後のジャンプ、スピンなど質の良い演技をほぼ完璧にこなし、演技・表現力も良かったと思える。
が、
当方の願いなどお構いなしで、意外に得点が伸びず、 “オーロラの妖精”レピストのフリー演技の得点に2.51点及ばなかった。  
レピストは、確かに優雅で美しい演技だった(美人でもある)が、それより低い得点とは・・・
ちと納得がいかない。
とはいえ、安藤が演じ終えた時点では、総合得点でレピストをわずか0.89点上回る暫定1位。
残るは、キム・ヨナ、浅田、ロシェット、長洲の4選手。
強豪4人を残しての微妙(というか極めて危なげ=メダルが獲れない)な得点である。
結果、4人全員が安藤の得点を上回り、
ロシェットに引き離され、のびのび演技の若きオリーブ(もちろん“ポパイ”の)長洲にも逆転されての5位に終わった。 

個人的には、浅田の銀の涙より、安藤のメダルなしが悔しい!
3回転-3回転ジャンプが・・・ブツブツ ぶつぶつ・・・ 
フリー演技を終えた直後の安藤選手の表情は、
「やりとげた」というより、「(何とか)ほっとした」という表情に見えた。

私の美姫物語はこれで終わった(3月に世界選手権があるけれど)。
いまはもう ただただ脱力感に襲われている。


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