道路沿いの木に吊るされた大きな草鞋(わらじ)。
この半島の所々にこんな光景が見られる。
毎年1~3月頃に作られるようで、大勢で編んだのだろう。
これは何のまじないか?
そばには石仏があり、塔婆も置かれている。
塔婆には「安全 萬民和楽 五穀豊稔 諸縁吉利」とある。
この大草鞋、大体、集落の端っこか、はずれ、つまり集落への入口に当たる場所に吊るされており、
この大きな草鞋を架けることで「この集落には、こんな大きな草鞋を履く大男(オオヒトサマ)がいるぞ」と、災いや厄を祓う魔除けの意味が込められているという。
こちらは支柱に架けられており、
その支柱に「天下泰平浦中安穏・・・・」とある。
そして、傍らには祠があり、中に石仏が安置されている。
我が地区には大草鞋を吊るす風習はないが、代わりに1月5日の大般若法要のあと、三叉路・四辻にお札を飾る。
≪過去記事 2009年1月24日 参照≫
意味するところは同じであろう。
地区住民の願いが込められている。
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