かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

巡視船に乗る

2012-02-17 12:08:23 | 田舎の生活
今回の広域避難訓練は、伊方原発の重大事故を想定してのもので、原発から30キロ圏内を対象に行われた。
従来の訓練は半径10キロ圏内だったので、初の広域訓練ということだ。
バスや船、ヘリコプターで圏外へ避難するというものだ。
私が参加したのは、船での避難訓練。

先ずは公用車で三崎の体育館へ搬送してもらう。


訓練の簡単な説明を受ける。


その後、車で三崎港へ移動。

うん、あれが乗船する海上保安庁の巡視船のようだ。


テレビ局が取材に来ており、一緒に乗り込んだ。


空には別動の救助ヘリが飛んできた。


さあ 乗船じゃ。



操縦席


三崎湾周辺の地図がモニターに映し出されている。
どうやら、陸地の部分で黄色くなっている箇所は、船から現在見えている範囲のようだ。
地形には出入りがあるから、灰色の部分は尾根などで隠れて見えないへこんだ地形部、あるいは尾根の向こう側ということになろう。

乗った巡視船は最高速度30ノット(時速約55キロ)だそうで、高速艇なみの速さだろう。



半島の先端がみえてきた。




実際の避難の際には、船で宇和島へ避難するという計画らしいが、今回は時間的な制約もあるので、半島先端まで行って引き返す。


【クリックで拡大】
佐田岬灯台をこうして瀬戸内海側から見ることができるというのも、船ならではであろう。

海峡では、外国船籍だと思われる大型のコンテナ船も行き交う。

おやっ? 国旗が見えんなあ・・・



こうして、およそ1時間で再び港に戻って訓練を終えた。



実際の災害の時には、こんな物見遊山的な気分で船に乗ってはいないだろう。
本当にこうして避難する日が来ないことを願う。


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