かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

風船唐綿を観る

2009-10-11 11:08:25 | 草花・樹木
地区の方から、風船のような形の珍しい実をつける植物が、今花を咲かせているとの情報提供がありました。
そして、それが生えているところへ案内してくれました。
これです。  


初めて見ます。
風船唐綿(フウセントウワタ)というようです。
とげとげを持つ丸い実の形がなんともユニークで、花よりもそちらに先ず目がいきます。
とげとげの部分は痛くなく、とげというより ひげといったほうがよさそうです。
私はこの実を見て、「うーん・・ あれに似ているな」と微笑ましく思いました。




この実は、秋の実だそうで、晩秋になると実がカパッと割れ、中から綿毛とタネが出てくるとのことです。
確かに、上の写真下部にちょこっと見えているところには、すでに割れて綿毛が見えています。
こんなユニークな、存在感たっぷりの実をたくさんつけますから、気の毒に花は目立たないように思います。
  茎の先っぽの方に小さな白い花が咲いています。



それにしても、花と実が同時に見られるというのは珍しいのではないでしょうか。
普通の植物は、花が咲いて、それが枯れて(散って)から実になるものが多いというのに。
今 実になっているところは、以前は花が咲いていたのだろうか?

風船唐綿の花言葉は、「隠された能力」(花)、「いっぱいの夢」(実)だそうです。
フーム!