秋田のキムカズが贈る気まぐれブログ

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世界ジオパーク糸魚川に学ぶ(講演会より)-①

2010-02-11 14:47:32 | 企業支援
2月11日(祝)、男鹿市「ハートピア」(男鹿市民ふれあいプラザ)で開催された、
講演会「世界ジオパーク糸魚川に学ぶ」を聞いてきました。





主催は、男鹿半島まるごと博物館協議会(秋田市広面字川崎112-1 ℡018-832-5680)。
共催は、男鹿市・潟上市・大潟村・ジオパーク登録を進める会
後援は、秋田県、秋田県教育委員会、豊川をヨイショする会、大潟村案内ボランティアの会、東北地理学会
と、そうそうたる面々が関わっている講演会です。

立ち見が出るほどの市況です。混雑してます。



開会挨拶で、開催地を代表して挨拶した、渡部幸男男鹿市長は、
「男鹿市行政のキーワードは”教育””環境””観光”の3本柱で取り組んでおり、
今回のテーマ「ジオパーク」については、この3つに共通する事柄となる。
2市1村(男鹿市・潟上市・大潟村)が共同してジオパークの認定に向かっていきたい。
そのためには、まずは地元住民が認める地域資源となることが大切。」
と挨拶がありました。



続いて、「男鹿市・潟上市・大潟村のジオパークとしての可能性」と題して、
男鹿半島まるごと博物館協議会・秋田大学名誉教授の白石建雄氏が講演しました。
「ジオ(Geo:大地・地球)が見直されている背景に、
これまでの経済成長の過程の中で自然破壊や不均衡な都市開発の遂行への反省がある。
ジオパークとは、人間とジオが出会う場所、楽しい場所をいう。





男鹿市・潟上市・大潟村に存在する自然資源…
・国立・国定公園がある(男鹿国定公園)
・国指定特別鳥獣保護地域である(大潟村)
・地質百選に選定されている(一の目潟(男鹿市)、豊川油田(潟上市))
・近代化産業遺産(豊川油田(潟上市)、石組の防波堤(男鹿市))

ここ2市1村によるジオパーク認定に向けては、「ライバルはディズニーランド」を合言葉にがんばっていきたい。」との説明があった。






続いては、「ジオパーク先進地からの提言」と題して、
日本ジオパークネットワーク会長で、糸魚川市長の米田徹氏の講演です。







実は…家内が糸魚川の出身の私。
出てくるスクリーンに見覚えのあるものが結構あり、
自然と親近感を沸きながら話を聞いています。
糸魚川においては3大地域資源といえるのでしょうか、
「ヒスイ」「奴奈川姫」「フォッサマグナ」。


フォッサマグナについては、いまさら説明も不要でしょう。
糸魚川と静岡の間を結ぶ日本の国土を二分する分離点が断層となって走っています。


ジオパークに取り組んでいて、念頭においている3つのキーワード
「保護」「教育」「ツーリズム」…結果として『地域振興』…


ジオパーク事業に取り組むにあたっての期待を整理されています。
逆をいえば、期待される成果・効果。
つまりは、本筋の狙いといったところでしょうか。


ロゴマークも作成し、ピンズをあたりかまわず配布したとか…
力強いプロモーション力です。見習わなければ。。。


ロゴマークデザイン。



現在ジオパークに認定されている地域です。
その中でも世界ジオパークに認定されているのは、
「洞爺湖有珠山」、「島原半島」、そして「糸魚川」の3箇所。



そして、米田市長のまとめとしたのが、
ジオパーク事業を通じてしたかったこと2つの紹介。
① 地域振興のツール
  …この表現の仕方、好きです。地域が元気になるのなら、何でもやります的名熱意を感   じます。
② 市民が元気に
  …市長の視点では外せないでしょう。
   でも、この後に講演いただいた同市竹之内学芸員が具体的に教えてくれました。





次回へ続く→


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