続いて登壇したのは、
糸魚川市フォッサマグナミュージアム学芸員の竹之内耕(コウ)氏。
糸魚川での世界ジオパーク認定にあたって、最も難儀された立役者とのこと。
今日お話いただく内容です。
目指すもの3つを「3字」で表現されました。
プレゼンターとして、魅力的でこなれた感じの感銘を受けました。
愛…地域住民の愛着心、郷土愛
活…活発、活性化
儲…商売に結びつく、地域にお金が落ちる
※この視点がとてもすばらしいと思いました。具体的に説明いただきました。
ジオパークを考えるにあたって、まずは「大地」「環境・生態系」「人間」の
3つで整理してみる必要があるようです。
具体的にいうと、
大地(ジオ)は、地形・岩石・鉱物・化石・地層…
環境・生態系(エコ)は、動物・植物・水…
人間(ヒト)は、歴史・伝統・文化・産業…
と整理するとのこと。
その3つを写真で表現してくれます。
大地(ジオ)↓
環境・生態系(エコ)↓
人間(ヒト)↓
さらにこの3つを具体的なアクションにまとめています。
大地(ジオ)→地形・岩石・鉱物・化石・地層…⇒保護活動
環境・生態系(エコ)→動物・植物・水…⇒教育活動
人間(ヒト)→歴史・伝統・文化・産業…⇒ジオツーリズム
そして、これら3つの行動を通じて「地域振興」へ…。
そんなことを聞いていたら、ふと「あれっ?世界自然遺産とゼオパークとの違いは?」と感じ始めていたところ、その回答がありました。
世界遺産は、モノとしての価値を認めるもので、
ジオパークは、ヒトとモノが両輪で求められるもの。という感じでしょうか。
世界ジオパークに認定されているのは19ヶ国64ヶ所。
そのうち、日本は3ヶ所が認定されている。
さて、糸魚川での「ジオパーク」への話題に戻しましょう。
認定された区域は糸魚川市全域。
そこで、糸魚川ではジオパークをテーマごとに層別し、
24のジオサイトを構築、その運営を周辺自治体の協力を得て取り組んでいるとのこと。
ジオパークの活動を、地域ごとの活動ができるよう層別しジオサイトを構築、
そのジオサイトの運営については地域住民に期待する。。。う~~ん、すごい。
ここからは各ジオサイトの紹介です。
弁天岩ジオサイト。ここ、私、行ったことあります。っていうか、このすぐそばが海水浴場で、子供が小さいころに夏といえば泳ぎに行ってました。
マリンドリーム(道の駅)を起点にしたジオサイト。
ベニズワイガニとの関連は…
捕獲海域が通常のズワイガニより深い2000m級の海底から採るのが糸魚川のベニズワイガニの特徴とのこと。う~~ん。すごい。
遊歩道、ガイドブック、解説板等の環境整備を行っています。
修学旅行の受け入れも行っています。
そうなると、ツアーガイドの育成は必須となりますね。納得。
そして、「ジオパーク検定」。ご当地検定です。
糸魚川市民の1%に相当する、約460名が受験されたとのこと。すごい。
観光客にジオサイト廻ってもらうためには、交通アクセスの整備も求められますね。
定期観光バスはジオパーク認定後、満員の日々が続いているとか。すごい。
そして、衰退する商店街も動き出します。
商店街にある「サテライトオフィス」。
空き店舗対策もあるのでしょう。ここでは雇用が1名創出されています。
なにせ、この機能があることで、商店街を一人でも多くが闊歩してくれれば。。。
地元の酒蔵は5社。
おいしい酒の秘訣もジオパークに関連して説明することで、プロモーションもばっちり。
やがて、地元の商人は商品開発に動き出します。
断層かまぼこ。考えましたね~~。
青年会議所が作成した、丼の商品開発。
最後に、
ジオパーク = ヒトとモノ = 観光システムづくり
としてまとめられました。聞いていて、納得のシステムづくりを感じました。
ひとつの事業、ビジョンがしっかりしていれば、やるべきことはたくさんあります。
やるか、やらないかはその気次第。
でも、楽しくやること、それとともに多くの関係者を巻き込むことだろうなと
感じながら帰ってきた。今日は貴重な講演を聞けた。よかった。。。
今日は、夕方から商店街振興に関するパネルディスカッションを聞きに行きます。
新潟県糸魚川市の街づくりを聞いた後に、
秋田県秋田市の街づくりについてどんな議論が交わされるか興味津々です。
強い秋田よ、早く来い!
キムカズin秋田サイト
糸魚川市フォッサマグナミュージアム学芸員の竹之内耕(コウ)氏。
糸魚川での世界ジオパーク認定にあたって、最も難儀された立役者とのこと。
今日お話いただく内容です。
目指すもの3つを「3字」で表現されました。
プレゼンターとして、魅力的でこなれた感じの感銘を受けました。
愛…地域住民の愛着心、郷土愛
活…活発、活性化
儲…商売に結びつく、地域にお金が落ちる
※この視点がとてもすばらしいと思いました。具体的に説明いただきました。
ジオパークを考えるにあたって、まずは「大地」「環境・生態系」「人間」の
3つで整理してみる必要があるようです。
具体的にいうと、
大地(ジオ)は、地形・岩石・鉱物・化石・地層…
環境・生態系(エコ)は、動物・植物・水…
人間(ヒト)は、歴史・伝統・文化・産業…
と整理するとのこと。
その3つを写真で表現してくれます。
大地(ジオ)↓
環境・生態系(エコ)↓
人間(ヒト)↓
さらにこの3つを具体的なアクションにまとめています。
大地(ジオ)→地形・岩石・鉱物・化石・地層…⇒保護活動
環境・生態系(エコ)→動物・植物・水…⇒教育活動
人間(ヒト)→歴史・伝統・文化・産業…⇒ジオツーリズム
そして、これら3つの行動を通じて「地域振興」へ…。
そんなことを聞いていたら、ふと「あれっ?世界自然遺産とゼオパークとの違いは?」と感じ始めていたところ、その回答がありました。
世界遺産は、モノとしての価値を認めるもので、
ジオパークは、ヒトとモノが両輪で求められるもの。という感じでしょうか。
世界ジオパークに認定されているのは19ヶ国64ヶ所。
そのうち、日本は3ヶ所が認定されている。
さて、糸魚川での「ジオパーク」への話題に戻しましょう。
認定された区域は糸魚川市全域。
そこで、糸魚川ではジオパークをテーマごとに層別し、
24のジオサイトを構築、その運営を周辺自治体の協力を得て取り組んでいるとのこと。
ジオパークの活動を、地域ごとの活動ができるよう層別しジオサイトを構築、
そのジオサイトの運営については地域住民に期待する。。。う~~ん、すごい。
ここからは各ジオサイトの紹介です。
弁天岩ジオサイト。ここ、私、行ったことあります。っていうか、このすぐそばが海水浴場で、子供が小さいころに夏といえば泳ぎに行ってました。
マリンドリーム(道の駅)を起点にしたジオサイト。
ベニズワイガニとの関連は…
捕獲海域が通常のズワイガニより深い2000m級の海底から採るのが糸魚川のベニズワイガニの特徴とのこと。う~~ん。すごい。
遊歩道、ガイドブック、解説板等の環境整備を行っています。
修学旅行の受け入れも行っています。
そうなると、ツアーガイドの育成は必須となりますね。納得。
そして、「ジオパーク検定」。ご当地検定です。
糸魚川市民の1%に相当する、約460名が受験されたとのこと。すごい。
観光客にジオサイト廻ってもらうためには、交通アクセスの整備も求められますね。
定期観光バスはジオパーク認定後、満員の日々が続いているとか。すごい。
そして、衰退する商店街も動き出します。
商店街にある「サテライトオフィス」。
空き店舗対策もあるのでしょう。ここでは雇用が1名創出されています。
なにせ、この機能があることで、商店街を一人でも多くが闊歩してくれれば。。。
地元の酒蔵は5社。
おいしい酒の秘訣もジオパークに関連して説明することで、プロモーションもばっちり。
やがて、地元の商人は商品開発に動き出します。
断層かまぼこ。考えましたね~~。
青年会議所が作成した、丼の商品開発。
最後に、
ジオパーク = ヒトとモノ = 観光システムづくり
としてまとめられました。聞いていて、納得のシステムづくりを感じました。
ひとつの事業、ビジョンがしっかりしていれば、やるべきことはたくさんあります。
やるか、やらないかはその気次第。
でも、楽しくやること、それとともに多くの関係者を巻き込むことだろうなと
感じながら帰ってきた。今日は貴重な講演を聞けた。よかった。。。
今日は、夕方から商店街振興に関するパネルディスカッションを聞きに行きます。
新潟県糸魚川市の街づくりを聞いた後に、
秋田県秋田市の街づくりについてどんな議論が交わされるか興味津々です。
強い秋田よ、早く来い!
キムカズin秋田サイト
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます