資金繰りの改善手法－Ⅰ．資金繰りの考え方－１．資金繰りの失敗は倒産に直結

会社の倒産ははっきりと引導を渡されるとき、
それは、自社の振り出した支払手形の「不渡り」を出したとき。

つまり、会社の倒産は資金の調達ができなかったこと、
つまり資金繰りの失敗に直接の原因があるのです。

もちろん、資金不足に至る過程には、
社内要因（販売不振、代金回収の遅延、過剰な設備投資、経営努力の不足、放漫経営）や、
社外要因（取引先の倒産、金融機関の貸し渋り、政府の政策の失敗等）など、
さまざまな理由がありますが、
これら理由があっても当面の資金が調達できればまだまだ建て直しが可能なのです。

したがって、倒産を防ぐには、
まずは資金調達、つまり資金繰りをつけることが何よりも大切なのです。

倒産は、会社の終わりを意味する以上に、
経営者や会社関係者にとっては悲劇の始まりで、
債権者には連鎖倒産の危機が迫り、
従業員は職を失うこととなるのです。

それだけに、日頃からの資金繰りの大切さを理解して、実践してほしいのです。

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資金繰りの改善手法－Ⅰ．資金繰りの考え方－２．赤字でも資金繰りがよければ倒産しない