
数十人入れる秘密の会議室で、「革命」の話をしている。
司会役や発言者に、昔の会社の同僚が何人か混じっている。
私はゲストで招かれたようなのだが、長机に肘をつきながら、夢想に耽っている。
なにやら外が慌しくなり、スタッフが「官憲が来た!」と叫んでいる。
誰かが代表して拘留されるだろうから、資金担当のものが責任を持つと言うことに
なったらしい。
刑事ぽい服装の人間を先頭に十人ぐらいの官憲が室内に押し入ってくる。
彼らは会場を見回し、なぜか私の方に一直線に向かってくる。
「ご同行願いたい」と言われ、「なぜ、私が」と思うが、仕方なくため息をついて席を立つ。
急に空腹なのに気づき、差し入れを周囲の人間に頼む。
図版:送り提灯
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