goo blog サービス終了のお知らせ 

サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

負債40億/坂口良子(女優)/57歳

2013年03月29日 | 毎日がメメント・モリ

女優の坂口良子さん死去=57歳、テレビドラマ「池中玄太80キロ」などで活躍

時事通信 3月29日(金)11時43分配信

 テレビドラマや映画、舞台で幅広く活躍した女優の坂口良子(さかぐち・りょうこ)さんが27日午前3時40分、死去した。横行結腸がんと肺炎で病気療養中だった。57歳。北海道出身。葬儀は近親者で済ませた。
 71年に雑誌「セブンティーン」のコンテストで選ばれてモデルとなり、72年に歌手デビュー。ドラマ「アイちゃんが行く! 」で主演し、「サインはV」「前略おふくろ様」「池中玄太80キロ」などで演じた親しみやすい役柄で、お茶の間の人気を獲得した。「犬神家の一族」「帰ってきた若大将」などの映画の他、多くの舞台にも立ち、「質屋の女房」で2002年に菊田一夫演劇賞を受けた。
 最近もドラマ「フリーター、家を買う。」「渡る世間は鬼ばかり 最終回スペシャル」などに出演。昨年8月にはプロゴルファーの尾崎健夫さんと再婚。長女でタレントの坂口杏里さんとバラエティー番組に一緒に出るなどしていた。
 12日、自身のブログで「昨年、腸閉塞を患い、ほぼ同時期にインフルエンザから肺炎になってしまったりと、体調を崩していました」とした上で、点滴治療を受けて静養していることを明らかにしていた。

坂口良子は1971年にミスセブンティーンコンテストで優勝したのだが、三歳上の僕たちの間でも「こんな妹が欲しいな」と話題になったことをよく覚えている(笑)。
その後の、特にテレビでの活躍はみんなの知るところだが、「お嫁さんにしたい女優」としても知られた。

そんな坂口良子で驚かされたのは、不動産実業家と結婚したのはいいが、バブルがはじけて彼が作った負債を40億も抱え離婚、それを10年のあいだにこつこつと全額返済したということである。

これがテレビに舞台に活躍した女優であったとしてもちょっと信じられないのである。
坂口良子が、歌手であればまだわかるところがある。
いわばドサ回りをすれば、千昌夫がそうであるように、相当なギャラが払われるからである。
けれども、女優にはCMなどの収入はあるかもしれないが、役者としてのギャラは実力派の歌手よりは日本の興行の世界をとってみれば、ずっと少ないからである。 

十年近く交際していた尾崎健夫も返済に協力したのかもしれないが、彼の絶頂期も過ぎていたから、それほどの貢献を金銭面でしたとは、素人の推測では思えないところがある。
晩年は、娘とテレビで共演して笑いも振りまいていたが、だけどそんなバラエティのギャラも巨額の借金を返済できるほどではないはずだ。

そんなことはどうでもいいことなのだが、僕にとっては「妹にしたい」とデヴューの頃は思っていた少女が、たくましく生き抜いてきたものだなぁと、あらためて感嘆するのである・・・合掌! 



 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿