サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

フィールドワーク(一人で居酒屋という宿題のユニーク度80点)

2013年07月25日 | それでも世界は回る

居酒屋へ1人で、チェーン店はダメ 一橋大大学院の宿題

写真:課題のフィールドワークを終えた後、再び拝島駅周辺の飲み屋街を訪れた松山彩音さん=11日、東京都昭島市拡大課題のフィールドワークを終えた後、再び拝島駅周辺の飲み屋街を訪れた松山彩音さん=11日、東京都昭島市

写真:居酒屋でのフィールドワークについて報告する学生たち=東京都国立市の一橋大拡大居酒屋でのフィールドワークについて報告する学生たち=東京都国立市の一橋大

 

 【仲村和代】1人で居酒屋に行く――。これが一橋大学の大学院の宿題だ。赤ちょうちんを都市の文化空間とみなした、れっきとしたフィールドワーク。学生たちにとっては、異文化との出会いの場でもある。

 6月下旬の日中、東京都昭島市。同大学院修士課程1年の松山彩音さん(23)は、西武拝島線拝島駅前で居酒屋を探していた。

 殺風景なビルの1階で、赤ちょうちんを発見。引き戸のガラス戸越しに、カウンターで飲む人たちの声が聞こえた。近隣の店より際だって地味な店構えだ。

 「常連客ばかりに違いない。ここにしよう」

 そう心に決めたが、居酒屋に1人で入るのは初めて。20分ほど店の前をうろうろした末、思い切ってのれんをくぐった。

 「自分の感覚を頼りに探した飲食店に1人で行くこと。ただし、チェーン店はダメ」。それが社会学の授業で出された課題だ。4月以降、居酒屋が都会人に欠かせない「居場所」になっていることを文献などで学んできた。フィールドワークは、その仕上げとなる。

■ひとつの社会

 油染みのある天井、むき出しの換気ダクト。飾り気のない店内で、初老の男性客たちが迎えてくれた。いずれも地元の住民だった。

 「店主はお母さんみたいなもんだよ」。話は弾み、本当は夜にしか出ない「裏メニュー」の存在も教えてもらった。40代後半らしき男性は「自分の素性はあんまり話すもんじゃないよ」と耳打ちしてくれた。さらに飲み、話すうちに、「いま、愛してる人がいるんだよ」としみじみと身の上話までしてくれた。

 ふだん行く居酒屋は、チェーン店ばかり。見知らぬ人と交わることは、まずない。「居酒屋は一つのコミュニティーなんだと腑(ふ)に落ちた。対話力を鍛える絶好の場ですね」

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なかなか楽しげなフィールドワークである。
僕は恵比寿に、もう30年以上、住んでいたり会社があったりするのだが、「合コンの街」かどうか知らないが、ともかく女子大生やOLや女性クリエイターなどがうじゃうじゃいるのである。 

とくにガーデンプレイスが出来た頃から女子率が高まり、男の聖地はほとんどなくなった。
立ち飲みで朝までやっているワインバーなども何十軒もあるが、朝方までいるのはほとんどカップルか女性同士である。

けれども、女性が一人でばじめての居酒屋ののれんをくぐれるかどうかはまた別の話である。
しかもちょっとした住宅地や郊外のディープな飲み屋街に入れるかどうかとなると。

たとえば、僕がちょくちょく訪れる街では、大井町や蒲田や錦糸町や小岩や横浜日出町や・・・まあディープな飲み屋街はたくさんあるのだが、そういうところに入り込むには嗅覚が必要だし、入ってからそれなりに一人でいたり溶け合ったりするにも観察とある種のコミュニケーション能力が必要である。

別に女性に限ったことではないし、若い男の子たちもそうだ。

大人数でいくときは別として、僕はまずチェーン店には自分からは入らない方だ。
そして一人のみの回数が若い時から多かった。
別に気取っているわけではない。
あまりよく知らない街で、なんとなく感覚で小さな居酒屋を探し当て、なんだか勘が当たったときには、自分で自分を褒めたくなる。
そのためには、たくさんの失敗もまた繰り返してきたのだが。
 

 


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