
相澤秀禎・サンミュージックグループ会長死去
時事通信 5月24日(金)15時27分配信
相澤 秀禎氏(あいざわ・ひでよし、本名與四郎=よしろう=サンミュージックグループ会長)23日午後10時27分、膵臓(すいぞう)がんのため東京都内の病院で死去、83歳。神奈川県出身。葬儀は29日午前11時から東京都港区南青山2の33の20の青山葬儀所で、同グループと相澤家が合同で行う。葬儀委員長は長男正久社長。喪主は妻てるさん。
68年にサンミュージックプロダクションを設立し、森田健作さんや松田聖子さん、酒井法子さんら多くのタレントを輩出した。
中学生で終戦を迎えた横須賀育ちの少年は、横須賀の進駐軍の影響で、カントリーミュージックに染まるようになる。
そして、法政大に進学し、バンドを立ち上げ、スティールギタ―奏者としてプロになり音楽活動を続けながら、仲間たちのステージメネジメントに才覚を発揮するようになる。
「生涯一マネージャー」という信念のはじまりである。
そして会社を立ち上げ、西郷輝彦、森田健作の二枚看板を世に出す。
当時の写真を見ると、本当に兄貴分という感じだ。
けれどもサン・ミュージックの真骨頂は、女性アイドルの育成だ。
桜田淳子、松田聖子、香坂みゆき、早見優、岡田有希子、酒井法子、安達祐実・・・。
若い女の子たちを、自宅に住まわせ、アイドルへの道を開かせてゆく。
とても家族的な親和的なエピソードに限りはない。
けれどもアイドルたちは巣立っていく。
ちょうど親から自立していくように。
桜田淳子は姉とともに宗教の世界に向かい、松田聖子は砂をかけるように事務所を後にし、岡田有希子は幼い恋愛感情に
押しつぶされ事務所から飛び降り自殺をし、酒井法子はドラッグの世界に下りてしまった。
相澤さんは、さびしい思いをしながら、どこか仕方がないなと思っていたかもしれない。
サンミュージックは経営的にもピンチも迎えたが、それでもベッキーなど芸人のおかげでまた勢いを取り戻したのも、相澤さんの
人徳というものかもしれない。
AKB48グループ軍団の総選挙の話題を見聞きしながら、ああ、相澤さんのようなアイドルの育てかたは、いいも悪いも終わってしまったのだなと思うしかなかった・・・合掌!
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