サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

雑誌の神様/甘糟章(編集者)/84歳

2013年11月25日 | 毎日がメメント・モリ

<訃報>甘糟章さん84歳=元マガジンハウス副社長

毎日新聞 11月25日(月)19時43分配信

 甘糟章さん84歳(あまかす・あきら=元マガジンハウス副社長)19日、老衰のため死去。葬儀は近親者で営んだ。後日、お別れの会を開く予定。喪主は妻で作家の幸子(さちこ)さん。

 雑誌「平凡パンチ」「an・an」の編集長を歴任し、「クロワッサン」や「ダカーポ」などの創刊にかかわった。作家の甘糟りり子さんは長女。

とにかく雑誌が売れなくなった。
付録狙いとか、マニア雑誌は別かもしれないが、やはりインターネットで情報が入手できることが大きいのだろう。

僕は、とにかく雑誌が好きで、中学・高校の頃から古本屋を漁っていた。
大学生になってからは、「創刊号」マニアのようなところもあり、ほとんどは三号でつぶれるものなのだが、書店で新しい雑誌を見かけるととにかく買ってしまったものだ。

ヘンテコなマガジンは別として、やはり雑誌の王道を行ってたのは、マガジンハウスであり、それは甘糟さんが作り上げてこられたものだった。
『an・an』とか『クロワッサン』なども女性用なのに、本屋で立ち読みしたり、特集が面白い時は、買ってしまったりしたものだ。

現在ではマガジンハウスの多くの読んでいた雑誌が休刊になった。
それはそれで、時代の流れなのだろう。
甘糟さんは、副社長として経営も見てこられたが、晩年はどういう思いで出版文化、雑誌文化の変遷を見られていたのだろう・・・合掌!
 


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