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肉眼で見えませんが…世界最小の花咲いた 茨城の植物園
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【山本智之】花が咲くのは非常にまれとされる「ミジンコウキクサ」が、国立科学博物館筑波実験植物園(茨城県つくば市)で開花した。「世界最小の花」として知られ、花の直径は0・1~0・2ミリ。咲いているのかどうか、肉眼ではほとんどわからないため、じっくり観察するには顕微鏡が必要だ。
ミジンコウキクサは、ため池や水路などの水面に浮かぶ植物。日本を含むアジアやオーストラリア、アフリカなどに分布する。体は楕円(だえん)形で、長径は0・3~0・8ミリ。田んぼなどでよく見られるウキクサの10分の1程度の大きさだ。
通常は、体を分裂させて増殖するが、植物園内にあるコンクリート水槽で育てていた数十万株の一部が7月中旬から、相次いで咲き始めた。現在、4割ほどが咲き、「見ごろ」だ。
小さい頃は、しょっちゅう虫眼鏡や顕微鏡で覗き込むのが好きだったのに、大人になってからは、視力がおちるにまかせて、小さいものをじっくりとみようとしない。
ズームカメラや双眼鏡もあるが、いま開発されているウェアラブルコンピュータの流れで、ちょっとグラスをかければ、こういう植物の微小世界に入っていけて、同時に映像検索できるようになるんだろうな、と思う。
ミジンコウキクサだって、美しいものだし、ずっと見ていても飽きないだろうと思う。
まあ虫眼鏡でもいいから、散歩の時はちょっとポケットに入れて、というような生活シーンを取り戻すべきなんだろうね。
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