サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

語り/立松和平(作家)/62歳

2010年02月09日 | 毎日がメメント・モリ

作家、立松和平氏が死去 「遠雷」「毒-風聞・田中正造」など

2月9日14時21分配信 産経新聞

拡大写真
作家の立松和平氏(写真:産経新聞)
 映画化された「遠雷」などで知られる作家の立松和平(たてまつ・わへい、本名・横松和夫=よこまつ・かずお)さんが8日夕、多臓器不全のため、東京都内の病院で死去した。62歳だった。宇都宮市出身。葬儀は近親者で行い、後日、しのぶ会を開く。喪主は妻、美千繪(みちえ)さん。

 
[フォト]死去した作家の立松和平さん

 関係者によると、先月まで執筆活動を続けていたが、体調不良を訴えて入院。8日に容体が急変したという。

 早大在学中から作品を評価され、早稲田文学新人賞を受賞。宇都宮市役所などに勤務した後に文筆活動入り、昭和55年に都市化する農村の若者を描いた「遠雷」で野間文芸新人賞。「道元禅師」で泉鏡花文学賞と親鸞賞、「毒-風聞・田中正造」で毎日出版文化賞を受けた。

 平成5年には雑誌連載中の小説「光の雨」の一部が元連合赤軍幹部の著書と酷似していると指摘され、「安易な形で引用してしまった」と謝罪。後に全面的に改稿して発表した。

 放送メディアでも幅広く活躍し、テレビ朝日系の報道番組「ニュースステーション」のコーナー「こころと感動の旅」に出演し、独特の実直な語り口で親しまれた。

 また、パリ・ダカールラリーに出場するなど行動派としても活動を広げ、最近は環境問題に積極的に取り組んでいた。

立松さんの著書も、ある程度は読んできたが、それほど熱心な読者ではなかった。
けれども、「ニュースステーション」などで、独特の語り口でレポーターをやっておられる姿は、好きだった。
まじめで、いい人なんだろうなあ、と思いは誰しもが持ったことだと思う。
盗作問題のときは、痛々しくて見ていられなかった。
その後、仏教に深く入り込んでおられたが、「道元禅師」はちゃんと読んでみたいと思っている・・・合掌!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿