サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

神武天皇祭の日

2006年04月03日 | インドア歳時記
4月3日は「神武天皇祭」。1874(明治7)年から1948(昭和23)年まで大祭日となっていた。神武天皇崩御の日とされ、宮中の皇霊殿で儀式が行われた。神武天皇は第1代の天皇で、名前は神日本磐余彦尊。日本書紀によれば、日向国(現在の宮崎県)から東征し、瀬戸内海から難波(現在の大阪府)に上陸。熊野・吉野を通って大和(現在の奈良県)を平定し、紀元前660年1月1日(新暦2月11日)、大和の橿原宮で即位した。

現在では、「民主主義史観(?)」によって、「皇国史観」に通じるものは、慎重に排除されているようにもみえる。「古事記」「日本書紀」の解読の方法になるのだろうが、いかんせん、学者中心の解釈論争であり、「ダビンチ・コード」のノリを期待するのは無理か。

たまたま、神武論に関しては、連れ合いが「日向の国」であり、大学時代は「難波」であり、生まれは「伊勢」であり、育ったのは熊野・吉野を含む「紀伊半島」であり、「橿原宮」には、いまも兄貴が住んでいる。

まあ、なにがいいたいかというと(笑)、学問的にではなく、「神武」伝説の係累にかかわることが、とても多かったということだ。

日本の起源に関しては、いったいどこまで辿れるのか。これからも、言語学や、考古学や、民俗学や、地政学やといった領域、もっといえば、生物学や地質学も動員されて、解明されていくだろう。

それは、日本単体の物語ではなく、アジアから太平洋、ユーラシアに拡がっていくだろう。そのアプローチの自由度を持つことからしか、狭隘な「日本」概念から抜け出すことは出来ないと思われる。


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