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切り絵作家・版画家の滝平二郎さん |
【モチモチの木】子どものころ見た おなじみの表紙写真
茨城県生まれ。独学で絵を学び、戦後、故郷の風景などを題材に、農民画の伝統を継いだ骨太な切り絵作品を発表。児童文学作家の故斎藤隆介さんと組んだ「べロ出しチョンマ」「モチモチの木」など、児童書や絵本のロングセラーを世に送った。70年「花さき山」で講談社出版文化賞。
切り絵作家は多くおられるが、滝平さんの作品は、人目でそれとわかる画風を持っている。
農民画や民俗画のトーンなのであるが、日本のある時代、近代以前のまだ日本が独自のなにものかであった価値観が通用していた時代を懐かしく思い起こさせられる。
もちろん、童話の切り絵などで、現代をモチーフにしたものもあるが、この人はいつも生まれ育った茨城県の農村の風景を、生涯愛した人ではなかったかと思う。
その骨太な線は、どこかで棟方志功や岡本太郎を思わせるところもあった・・・合掌!
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