ハリストス正教会は1860年代(安政7年)ロシア領事館の付属聖堂として建てられたのが始まりのようです。鐘楼の鐘のリズムとメロディーが独特で、「ガンガン寺」という名でも知られています。1983年に国の重要文化財に指定されました。2021~2022年にかけて大規模な保存修理工事が行われ、しばらくは見ることが出来ませんでした。久しぶりに見に行きました。門扉が赤く彩られ、教会堂も白い壁と緑の屋根がきれいでした。
ハリストス教会から西へ少し行くと旧函館区公会堂があります。明治43年に市民の集会所、商業会議所の事務所として建てられたそうです。代表的な洋風建築物で内部は華やかな気品のある家具や調度品で飾られています。1974年に国の重要文化財に指定されました。その当時の建築費は5万8千円だったそうですが、そのうちの5万円を実業家の相馬哲平が寄付しました。近くに旧相馬家住宅が公開されています。