東大寺二月堂の「お水取り」は正式には「修二会(しゅにえ)」と言うそうです。奈良に春を呼ぶ行事で、「お水取り」が終わると春になります。もとは旧暦の2月1日から行われていたもので、二月に修する法会という意味で「修二会」と呼ばれています。二月堂の名もこのことに由来しているそうです。今年は3月1日から14日まで行われました。長さ7mもある大松明を1人の童子(どうじ)が持って、観客の頭上に火の粉を散らしながら舞台を回ります。 私は大松明を持っているのはお坊さんかと思っていましたが、童子というのは東大寺の職員の方なのだそうです。驚きでした!暗闇の中の幻想的な行事ですが、見る側は身動きのできないほどの混雑で、写真を撮る場所を確保するのが難しかったです。次に機会があれば撮影スポットを見つけたいと思いました。
尾山とその周辺に位置する梅林です。五月川の渓谷沿いに梅の木が広がる様から月ヶ瀬梅渓とも呼ばれています。 古くから有名な梅林で、日本政府が最初に指定した名勝の一つだそうです。細い山道を登っていくと素朴なお土産屋さんがいくつかあり、各店が手作りしたその店自慢の梅のしそ巻きがあります。3月の初めは「梅まつり」にはちょっと早い感じでしたが、十分に楽しめました。
3月に入ってもまだ寒い日が続いています。今の気温はマイナス3度、明日はマイナス5度まで下がるようです。もう少しの辛抱でしょうか?本州では可愛い梅のピンクに彩られる季節になりました。清水寺も梅が咲き、着物を着た若い人たちの姿が目につきました。最近は男性の着物姿も目立つようになりました。梅の花、着物姿と一気に春になった明るさがありました。