知床横断道路(国道334号)を走っていると、川の向こう側の森の中に白い煙が見えました。温泉が湧きだしている煙のようです。しばらく行くと駐車場があり車やバイクや自転車が停めてあります。橋を渡っていくと「熊の湯」という露天風呂があります。地元の方々が管理し、新鮮なお湯と泉質の良さで知られているそうです。車で寝泊まりしたり、バイクや自転車で知床を回っている人たちには自然の中の安らぎの時間は一生の思い出になると思います。知床は熊や鹿などの生活圏です。事故に会わないように楽しい旅を!と思いました。
世界自然遺産に登録されている「知床半島」を斜里町と羅臼町が二分しています。斜里町からウトロへ向かう途中に「天に続く道」があります。表示板によると28.1キロの直線ルートで、高低差があるため、道の先が空へ向かっているように見えることから「天に続く道」と名付けられたようです。撮影スポットとして評判になり、車を停めて写真を撮る場所が設置されました。
今年は「蝦夷地」が「北海道」と名付けられて150年になります。「北海道開拓の村」は明治から昭和初期にかけて建てられた建造物を移築復元・再現した野外博物館です。広大な敷地に多くの歴史ある建物が並び、街並みは私の子供の頃の雰囲気が残されています。今の忙しい、便利な世の中からちょっとタイムスリップするのもいいものです。
東藻琴町の小高い丘陵地帯を八ヘクタールにわたって芝桜が一面を覆っています。ある花好きの農家の若者がコツコツと丘の斜面を切り開き一株一株芝桜の苗を植え、手入れをして作り上げていったそうです。その後は多くの人たちのが大切に芝桜を育て、全国でも有数の芝桜公園になりました。雄大で見事な光景でした。