きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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蔵王にて①’23.6/8

2023年06月25日 | 蔵王・その他高山
今年の梅雨入りはほぼほぼ平年並みとなった。毎年、この時期になると、平地で見られる鳥が少なくなってくる。これからのシーズン、旬となるのは高山の鳥たちだ。今回は、蔵王にイワヒバリめあてに出かけた。早朝からお昼過ぎまで、のんびりと鳥見と高山植物を楽しんだ。
【野鳥編】
まずは、鳥見から。御釜の駐車場に着くと、何と、柵の上にウソが・・・。早速のお出迎え。急いでカメラ機材を準備したが、ウソは待ってくれず、飛んでしまった。まぁ、着いて早々にウソに会えたという事で、これは幸先良し・・・という事にしよう。まずは、イワヒバリポイントを目指す。途中、ビンズイが木の上でさえずっているので、一応パチリと。
<ビンズイ>

歩き進むと、昨年まで無かったが、御釜の方に近づく斜面の手前にずうっとロープが張ってある。高山植物を守るためのロープとの事。これは守らねばいけない。どこまで続くのかと思いながら先に進むが、ロープはずうっと続き、結局岩場の先まで続いていた。これでは、イワヒバリはまず無理だ。運よく上の方の石場にでも来てくれれば会えるが、斜面は100%無理だ。ほとんどイワヒバリには出会えなくなったという事か。ガックリ。
<ロープ、御釜>

高山植物の保護のためという事で、これは仕方ないなぁ。気持ちを切り替えて、カヤクグリ探しに。ハイマツの上に止まるので、重点的にハイマツをチェックしていくが、一向に見つからない。声すら聞こえない。1時間以上粘ったが、全然見つからないので、諦めて駐車場の方に戻ってきた。レストハウスの所に来ると、ロープにウソがとまっていた。そして、下の駐車場脇のタンポポの所に下りた。
<タンポポ>

タンポポはまさに花盛りの状況。ウソの大好きな綿毛・種はあるのかなぁ?でも、ウソの様子を観察していると、綿毛はあるみたいだ。よく見つけるものだ。イワヒバリ、カヤクグリがダメだったので、かなりのショック状態だったが、ウソの食事風景を観察撮影することができて、何とか気持ちをアゲアゲにすることができた。
<ウソ雌と雄>

じっくりウソを見ることができたので、下のリフト乗り場駐車場に下った。端っこに車をとめて、かなり遅い朝食をとった。しばらく車の中にいると、近くの木にアオジがとまって、さえずり始めた。御釜のところでもアオジのさえずりを聴いたが、ここにもアオジがいるとは・・・。結構標高の高いところにもいるんだなぁ。
<アオジ>

アオジを観察したところで、さぁ、お次は高山植物だ。コンデジを持って、道路を下っていくと、カッコウの鳴き声が聞こえてきた。どこだろう・・・と、脇道に入っていくと、木の上で鳴くカッコウ発見。しばらく様子を見ていると、どうやら近くにもう1羽いるようで、鳴き交わしている感じだ。
<カッコウ>

カッコウを撮ったところで本日の鳥見は終了。あとは、御田ノ神湿原で高山植物を愛でることにしよう。

【高山植物編】
<御田ノ神湿原、山ツツジ>

道路脇からツツジの花が見えた。赤紫色がとても鮮やかだ。木道を歩き始めると、まず目についたのがイワカガミ。そして、チングルマ。どちらも月山で見られるが、月山では7月中旬ごろで、こちらは1か月ぐらい早い。オウレンは、よーっく探さないと見つからないくらいひっそり咲いている。ヒナザクラも咲いていたが、こちらはしっかり目立つように茎を伸ばしている。ワタスゲはまだ早いのかな?あまり大きくなっていない感じ。最後はミネズオウ。白い小さな花だが、たくさん咲いて、湿原を白く彩っていた。
<イワカガミ、チングルマ、オウレン、ヒナザクラ、ワタスゲ、ミネズオウ>

今回は、カヤクグリを全く見ず・聴こえずだったので、次回は何とかカヤクグリに会いたいものだ。また、高山植物は次々といろんな花が咲くので、次回もどんな花に出会えるか楽しみだ。

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