きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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トンボ撮り24.6/1

2024年06月11日 | トンボの観察

だんだん鳥見しにくい時期になってきた。葉は生い茂り、ヒナの子育て中などでほとんど鳥が鳴かない状況となり、そして、気温が高くなって暑い中での鳥見が厳しい時期になってきた。これは、もう、高い山に行くか、鳥以外の被写体を求めるしかない。そんな訳で、例年、この時期はトンボ観察撮影をしている。マイフィールドではハッチョウトンボが生息しており、昨年は新たに希少種のアマゴイルリトンボを見つけることができた。今年はどうだろうか・・・、という事で、6月に入ったこともあり、この日マイフィールドの休耕田に行ってみた。

まず、最初はハッチョウトンボ探しだ。体長が1.7~2cmくらいの大きさなので、よ~っく探さないと見つけられない。目がだんだん慣れてくると、足元で何か飛び回る生き物が見えてきた。ハッチョウトンボだ。数はそれほど多くないが、雄と雌それぞれ見つけることができた。全身赤いのが雄で、雌は腹部が黄土色に黒や白の斑点が入っている。

<ハッチョウトンボ雄と雌>

ハッチョウトンボを探していると、ハラビロトンボの雌が目に入ってきた。腹部が横に広がった感じがするので、「ハラビロ」は覚えやすい。そして、その近くにこれまた全身真っ黒のトンボを見つけた。ハラビロトンボと同じように、腹部が横に広がった感じが第一印象だが、よくわからない。とりあえず証拠写真という事が何枚か撮っておいた。家でトンボ図鑑を見て調べると、これは、ハラビロトンボ雄の未成熟個体ということだった。一つ勉強になった。

<ハラビロトンボの雌と未成熟な雄>

十分にハッチョウトンボの観察撮影をしたところで、昨年見つけたアマゴイルリトンボを探してみた。しかし、見つけられなかった。もしかすると、まだ羽化していないのかもしれない。代わりに見つけたのが、エゾイトトンボだった。これもまたとっても美しい色合いだ。

<エゾイトトンボ>

最後は、土手のところを飛び回っていたニホンカワトンボ。このトンボは、自分が小さい頃住んでいた地区では、「神様トンボ」と呼んでいた。どうして神様なのか分からないが、きっと、羽の赤っぽい色がとてもきれいなので、「神様のように高貴なトンボ」という意味合いだったのかもしれない。

<ニホンカワトンボ>

しばらくしたら、あらためてアマゴイルリトンボを探しに行ってみようと思う。


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