喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

愛媛の紅葉を求めて ~岩屋寺~

2020-11-16 | 感動

 11月16日、愛媛の紅葉を求めて車を走らせた。

 古岩屋の紅葉を堪能した次は、数年前に両親の希望で訪れた岩屋寺へ。

 岩屋寺は、真言宗豊山派(奈良長谷寺が総本山)に属する標高700mの山岳霊場。

 弘仁6年(815)、弘法大師が霊地を探してこの地に入山したところ、法華仙人と称する土佐の女性に出会います。

大師の修法に深く帰依した仙人は、全山を献上し往生を遂げました。

大師は木造と石造の不動明王像を刻み、木像は本堂に安置し、石像は岩窟に秘仏として封じ込め、山全体をご本尊の不動明王としたのです。

大師は「山高き 谷の朝霧海に似て 松ふく風を波にたとえむ」と詠じ、寺号を海岸山岩屋寺と名づけました。

 鎌倉時代中期に一遍上人が参籠・修行したことは、『一遍聖絵』(国宝・神奈川清浄光寺藏)にも描かれており、

古くから霊場として人々の信仰を集める寺域は、国の名勝、県立自然公園に指定されています。

 

 そそり立つ巨岩の絶壁に点在する岩窟(岩屋)には、いにしえより、多くの僧が籠もり修行を行っていたといいます。

本堂そばの岩屋(法華仙人堂跡)には、はしごで上ることができ、巨岩と巨樹に囲まれた境内を一望できます。

もちろん、登ってみた。

 

 昔からの修行の場である本堂下の深さ10数メートルの穴禅定と言う洞窟には、地蔵尊、不動明王、弘法大師の石像をおまつりしています。

お水まつり(先祖供養)のお地蔵さん、願かけの「かなえるお不動さん」として、多くの参詣者の信仰を集めています。

足元が見えないこのうす暗い穴にも入ってみた。

 

 

 

 足が不自由な父もあの岩窟(岩屋)に登ったことを思い出す。

よく登ったものだ。

 また来たい岩屋寺。

 

      岬人(はなんちゅう)


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