ふるさとの田舎には、変わらない風景がたくさんある。
思い出のつまった風景が、今も残る。
このブログについて、尊敬する双海町の若松進一さんから
次のようなコメントをいただいた。
『私が一番気に入っている人間牧場からの眺めは、
死んだ母ちゃんと畑の隅の草むらに腰掛けて子どものころに見た風景で、
今も昔も殆んど変わりません。
島の位置や海の広さなどの風景はひょっとしたら、
古代から変わらないのかも知れません。
変わり行くものに目移りするのが人間の性ですが、
変わらないものの価値は得てして見落としてしまいがちです。
変えてはならないらないものは変えない、
変えなければならないものは変える、大事な視点です。
人間牧場主 若松進一 』
私の気持ちを実に的確にまとめていただいた。
写真は、ふるさと平礒の神社を見下ろしたもの。
真っ黄色の銀杏の木は、神社の守り神。
今も昔も変わらない風景。
子どもの頃、この銀杏の落ち葉を集め、
ベッドにして寝転がった。
ひんやりとした葉っぱと
肺の奥まですっと入ってくるあの薫りがよみがえってくる。