何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

本応寺 (小田原)

2014年08月15日 | 寺社巡り-神奈川

【神奈川・小田原市】江戸時代の寛永十三年(1636)、小田原城五代城主稲葉美濃守正則の家臣の羽原新右衛門忠次夫妻が、是信院日雄大徳を開山に迎えて建立。 当初は忠次夫妻の院号から法雨山本乗寺と称していたが、国読が本山本成寺と同じため恐れ多いとして宝暦11年(1761)に本応寺に改めた。
当時の寺域の規模は大きく七堂伽藍が揃っていたが、度重なる地震と二度の火災で全て灰燼に帰した。
羽原新右衛門忠次の妻壽女は主君正則の乳母を務めたが、正則は壽女の長年の乳母としての労に報いるため、田地・田畑を添え一寺の建立を許可した。

現代的でモダンな造りの本堂だな~と感心しながら境内に入る。屋根は寄棟造りで銅板葺だと思うが、穏やかな曲線美を感じる形....大棟には山号の「法雨山」が記されている。
左側の墓所内に佇む古そうな石造物の宝篋印塔や五重塔や宝塔を撮影していて、墓所の奥に庭師のような恰好の男性がいるのに気付き、あわてて撮影許可を頂いた。
その方は住持で、わざわざ作業の手を休めて本応寺の由来などについて説明して下さった。 帰り際、本堂内に案内され、参考にと「法雨山本応寺由来記」と「小田原地方大地震供養塔由来記」という資料を下さった....合掌。

入口の門柱から眺めた境内
 
本堂..明治8年の2度目の板橋大震災以来120年以来の建立

寄棟造銅板葺(と思う)で現代的なモダンな建築だ

明るいが落ち着いた雰囲気の本堂と境内
 
庫裡前の庭園..木陰に石燈籠が佇む
  
庭園内に立つ碑                            庭園内に佇む石塔・三重塔

墓所の片隅に鎮座する墓石と石仏
  
墓所内に立つ宝篋印塔と宝塔 相輪を乗せた五重塔     地蔵尊像

屋根の遠景
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