何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

持明院 (横浜)

2014年10月05日 | 寺社巡り-神奈川

【横浜・金沢区】創建年や由緒等は不詳。 持明院は元々は現在地から南へ約1kmの長浜に建立されていたが、鎌倉時代応長元年(1311)の大津波によって消滅した。
江戸時代の天明年間(1781~1788)に現在地に移ってきた。 宗派は真言宗で、本尊は大日如来像で脇仏の薬師像は行基作と伝わる。
大正十ニ年(1923)の関東大震災によって堂宇が倒壊したが、昭和三年(1928)以降に再建。 東国第73番本尊釈迦如来。

本堂を眺めながら砂利が敷き詰められた境内にはいる。
境内には生活感を感じさせるものが置かれておらず、手入れが行き届いていて気持ちがいい。 また、庫裡前には座り台が置かれ、少し休ませて頂いた....暖かい気配りを感じる。
本堂の直ぐ左手は小高い山の裾野....鬱蒼と繁る木々の中に池のある小さな庭園が造られ、層塔や石燈籠や五輪塔などの石造物を配置。
庭園内を自由に散策でき、薄暗い庭園の木々の間から堂宇を眺めるのも乙なものだった。
とにかく、狭い境内だが手入れが行き届いているので落ち着いて散策できる…お勧めしたい寺院だ。

門柱から眺めた境内

砂利を敷き詰めた開放的だが静かな佇まいの境内

本堂..入母屋造桟瓦葺(昭和37、38年頃の再建

本堂向拝の屋根に波の飾り瓦が乗っている
 
向拝に下がる風鐸、虹梁上の蟇股と柱上の斗栱(大きな大斗と肘木の上に6個の小斗)と鈴、そして軒に下がる梵鐘

本堂左手の山麓の木々の中に小さな庭園がある

庭園内の左手に佇む石造物と石燈籠
 
五輪塔等の石造物群と石燈籠/碑に「文永」と刻されているので鎌倉時代文永年間(1264~1275)作か..右の九層石塔の形は珍しい?
 
庭園内の石燈籠          庭園内から眺めた本堂と庫裡

本堂左の山の裾野に造営された庭園

池を中心に3基の石燈籠と十三重石塔が配置されている
  
池の縁に佇む雪見燈籠     九重石塔             石燈籠

庭園内に佇む石燈籠と十三重石塔
 
庭園内に置かれている鬼瓦                    石燈籠

庭園の奥から眺めた庭園全景

庫裡..右手の坂を上っていくと墓所がある
 
墓所の入口に鎮座する六地蔵尊像                水子地蔵尊像
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