17日、長崎から広島への帰途、せっかくですから鳥見の寄り道です。
希少種のクロツラヘラサギが見られるはずという博多湾の和白干潟へ行ってみました。
ところが、天候が悪く強い風雨でありました。これでは無理かな~と思いながらも
せっかくのこと、雨に濡れるのも覚悟で敢行でありましたよ。
干潟へ到着してみると、カモさんたちが舞っております。(ツクシガモみたい。)
遠い沖合いの干潟に数羽の白いサギのような姿も。(クロツラヘラサギ!?)
ところが雨風が強く、ずぶ濡れ。カメラも引き出せませんので、一時退避でありました。
国道沿いのケーキ屋さんでしばし雨宿りの休憩です。
でも、しばらく待っても雨は止みそうにありませんでしたから、
装備を整えて、再チャレンジです。せっかくここまで来たのですから。
浜辺へ立つと、先ほどより潮が引いて、干潟が広く現われておりました。
遠くに佇む五羽のサギ、…お目当てのクロツラヘラサギのようです!!!
潮の引いた干潟の上を歩いて近づいて見ます。逃げる様子がありません。
踏み込んだ靴がずぶずぶっと砂地にはまり込んでしまいます。
おっと、雨風に傘が飛ばされてしまいました。カメラも濡れてしまいますよ~。
近づくのもここらが限界でしょうか。それにしても動きません。
雨風に耐えてじっとしているようにも見えます。
奥のほうではハマシギ(たぶん)が飛び交っております。
クロツラヘラサギは絶滅危惧種の希少種です。中国・朝鮮の繁殖地から
九州や台湾へ渡来する冬鳥。サギと云いながらトキの仲間だそうです。
ネットで調べると世界に3200羽。そのうち300羽ほどが
九州にやってくるとありました。
岸辺のほうへ引き上げて、視線を変えると、カモさん達の群れ。
マガモのようです。↓
こちらはたぶんハマシギの群れ。盛んに飛び交っております。↓
ハマシギより一回り大きいやつ!?…はて何でしょうか。 ↓
たぶんダイゼンではないかと思います。夏羽だと白黒の特徴があるようですが、
冬羽は地味ですね。
そしてこちらはツクシガモの群れ。↓
さすがに「筑紫」というだけあって、たくさん群れております。
傘も飛ばされたりで台無しとなり、ずいぶん濡れもしましたので、
ここらで退散でありました。
それでもお目当ての鳥さんも拝見できましたから、まあまあの出来ですと
満足し、濡れた身体を博多駅まで運んだのでありました。
でも、風雨の中、ちょっとお疲れね。新幹線は居眠りでしたよ。