入院から2ヶ月、退院からはほぼ1ヶ月経過で、
何とか体調も普通に近くなってきたかと思います。
少し元気になると、しっかりまじめに飲んできた薬も
最近は飲むのを忘れてしまうことがしばしば。
まったく現金なことであります。
ということで、今回の療養記もこの辺で〆にしておきましょう。
4年前に胃を切ったときは、さすがに
消化器ですので、術後が大変でした。
(食事はいまだに恐る恐るで大変。)
それと比べると今回は消化器系ではないので、
少しは簡単かと思っていたら、そうでもなくて
意外とてこずってしまった感があります。
難物は、肝臓を貫いて差し込まれているチューブでありました。
このチューブ、いったん差し込まれると、そうそう簡単には
抜き取れないのであります。
下手に抜きはずしでもしようなら、そこはそのまま傷口となって
胆汁そのほかが体内に漏れてしまいます。
だからチューブを差し込んだ傷口の細胞が蘇生して
傷でなくなる充分な期間が必要だということであります。
いつまでも、肝臓を貫くチューブをお腹に抱えている、
というのは、何だか重苦しいものでありました。
術後の5日目ぐらいは絶不調でありましたね。
発熱もありました。採血のデータも不調でしたので、
抗生物質の点滴をすることになったのですが、
この点滴が大変な騒ぎとなったのであります。
点滴が始まるなり、なべさん、頭がかーっと熱くなり
息が詰まるように苦しくなりました。
すぐにナースコールであります。
薬剤不適合。アレルギーショックのようでした。
死ぬかと思いましたね。
薬剤のアレルギーは初めてでありました。
主治医も予想外の体内炎症だったので、
その気持ちの分だけ強めの抗生剤にしたみたいですな。
薬剤師の先生に、「これは覚えといて」といわれたのですが、
アレルギーを起こした薬剤ね。
→ペニシリン系ゾシン。・・・やれやれです。
そんなこんなで、術後2週間目ぐらいで、
ようやくチューブも抜けるタイミングになるのですが、
これまた、麻酔も無しで、一挙に引っ張って抜くのでありました。
そうして抜き取る際に、
胆汁の一滴ぐらいは体内に漏れてしまうのであります。
でもって、またまた発熱、抗生剤の点滴となりまして、
ここでも、すぐさま退院とはなかなかいかなくて、
とうとう入院ひと月を越える日月となってしまった次第です。
10月4日の緊急入院から11月6日の退院でありました。
この7年間に3回お腹を切っております。さすがに
もうしばらくは無しということでいきたいものでありますが、
さあどうなりますでしょう。
昨日3日の公園は小春日和の好天気。
珍しくメジロやらシジュウカラの鳥さんがにぎやかでありました。
コゲラさんもドラミングの音を静かに響かせておりましたね。
鳥さんたちも好天気に誘われるのでありましょうか。
メジロに混じって、エナガです。↓