今年の夏は何だか過酷、お歳も加わって少々体調不良です。
でもって、8月初旬に計画していた山行きを延期する始末でありました。
かといって体調が良くなったわけではありませんが、ぐずぐずしていると
夏休みが終わってしまいますので、20,21日の山行きです。
慣れたところの低山ですので、逃げ場はいくらでもありますし。
19日23時自宅を出発。(車ね。)
20日4:30 平湯温泉あかんだな駐車場着
4:50 上高地行き始発バス
5:20 上高地BT着
5:50 歩行始め
6:45 明神館前着
7:45 徳沢園着
8:35 横尾山荘着(中休憩、朝食)
10:25 本谷橋着(大休憩、間食)
12:55 涸沢ガレ場着
13:25 涸沢小屋着
天候は小屋に到着までは何とか持ってくれたものの
あとはずっと、降っては止み降っては止みの雨でありました。(残念!)
私めは、合羽を着て歩く羽目になること度々でありますので、
どうも雨男のようですな。(再確認ね)
今回、少々勝手が違ったのは、歩きながら、鳥さんが気になって
歩くペースが狂ってしまい、ちょっと戸惑い気味であったこと。
もちろん鳥見を楽しみにしておったのですが、
登りはやはり一定のペースで登っていかないと体調を乱してしまいます。
でもって、鳥の鳴き声を耳にしながら、
「がまん、がまん、鳥さんは下山のときにゆっくりお相手ね。」
と言い聞かせつつも、やはり気になるのでありました。
でもって、本谷橋手前の林の中で追っかけた貴重なこの鳥。 ↓
コサメビタキかな?と思うのですが違うかもしれませんね。
というわけで、いつもよりずっとのゆるゆる登山でありました。
おなじみ涸沢カールの雪渓。 ↓
涸沢小屋。↓
小屋に着くなり、雨が降り出しました。
奥穂高、北穂高はすっぽりガスの中であります。
ずぶぬれで降りてきた人らは、「何にも見えん、風がすごい」と言っていて、
これから上へ上がるつもりの人たちも断念して、この小屋への逗留を決めたようです。
雨の中のカールを眺めていると外人さんがふいと話しかけてくるのであります。
あわてたなべさん、うまく対応できません。(情けないですねぇ。)
ブリュッセルから来た人のようでトレッキングコースが同じようでありました。
人懐っこい、ハンサムな外人さんでしたね。
小屋のテラスから涸沢ヒュッテとテント場を見下ろします。 ガスが次から次へと上がってきます。 ↓
ちなみに、登ってくるコースの途中に「徳沢園」という宿があるのですが、
ここね。 ↓
ここで、あのジブリの宮崎駿が泊まっているのを目撃いたしました。
上高地から2時間歩いて、宿のベンチで休んでいると、2階の部屋のベランダに
あの宮崎駿が出てきて(特徴ある顔、まちがいなよ~)
椅子に座って靴下脱いで、足の裏をぼりぼり掻いておりました。
さすがにカメラを向けるのは失礼でしょうね。(こっちを見下ろしてもいましたし。)
でもって、引っ込んだ直後の部屋がこれね。 ↓
さてまあ、そんなこんなで、この日の雨は延々と夜中降り続き、
「明日の鳥見は空振りかぁ~」とため息をつきながら
寝具にくるまって寝つきの悪い夜を過ごしたのでありました。
小屋の夕食は豚テキでした。 ↓
(まぁ、今年もここまでこれたから良しということね。やれやれだけど。)