Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

新学期スタート 1

2011-04-11 22:41:38 | 教師修業
 平成23年度がスタートした。
 今年度は5年生の担任になった。5年生担任は8年ぶりである。

 子どもたちは3月11日の震災以降,24日の修了式,30日の離任式に登校している。
 とはいえ,1カ月ぶりに学校が再開されたと考えたほうがよい状況である。

 新年度,子どもたちが新しい教室に入って不安なのは,どこに座っていいか分からなかったり,何をしていいか分からなかったりする状態であることである。
 そこで,前もって何をすればよいのかを教室に掲示しておいた。次の通りである。

①「おはようございます」と友達に元気よく挨拶します。
②荷物をロッカーに入れます。きれいに整えましょう。
③下の図のように座ります。
④連絡帳を書きます。先生の机の上の籠の中に出します。
⑤静かに待っていましょう。
⑥8時45分ごろ,○○先生が来ます。
⑦先生の言うことをよく聞いて,並びます。
⑧黙って体育館に移動します。
⑨始業式では黙って話を聞きます。
⑩校長先生から新しい担任の先生の発表があります。
⑪発表されたら,拍手と笑顔でお迎えしましょう。
⑫「よろしくお願いします」と目を見て挨拶します。

 あとで確認したところ,私が直接見ることのできなかった①~⑧までについては,概ねできていたようである。
 すべきことが明確であったために見通しが持て,混乱が生じなかったのである。
 
 始業式に連れて行くために,前年度担任した4年生のクラスに行った。
 すると,男子2名がプロレスごっこのようなことをしているのが目に入った。
 黒板には新担任のメッセージは書かれていたが,何をすればいいのかは書かれていない。
 何をしていいか分からないから不安になり,不適切な行動を取ってしまっているのではないだろうか。
 
 始業式の中で,子どもたちが最も緊張する担任発表があった。
 私も緊張した。子どもとの出合いの大切なときである。
 名前を呼ばれ,クラスの前に立った。
 ところが,あまり反応がない。「『拍手と笑顔でお迎えする』と書いてあったのではないですか?」と言うと,何名かが拍手をした。
 「5人ぐらいだなぁ」と言うと,だんだん拍手が広がっていった。

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