Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

あかねこ計算スキルのユースウェア 2

2010-03-30 00:06:42 | 算数
7 10番からの答え合わせ

 やめ。
 答え合わせをします。赤鉛筆を出しなさい。

※10番から答えを読み上げ,子どもが自分で丸付けをする。テンポよく答えを読む。


8 答え合わせのテンポの変化

 10番○○,9番○○,8番○○,7番○○,6番○○。

※ここは,間を空けないぐらい速く読み上げる。

 5問コースの人,お待たせしました。
 5番○○,4番○○,3番○○。

※5問コースの答え合わせになったら,テンポを落とし,ややゆっくりと読み上げる。

 2問コースの人,大変お待たせしました。
 2番○○,1番○○。

※2問コースの答え合わせになったら,ゆっくり子どもをじらすように読み上げる。


9 100点の子を力強くほめる

 点数を書きなさい。
 どのコースでもいいから100点を取った人?
 よし!!すごい!!さすがです!!

※100点取った子をほめる。どのコースの100点も同じ価値があると,本当に教師が思っていることが大切である。


10 鉛筆から煙

 まだちょっと時間がありますから,残った問題をやります。
 全部終わった人は「早く終わったらやってみよう!」をやりなさい。
 今度はテストではありません。鉛筆の先から煙が出るくらい,猛スピードでやりなさい。
 用意,スタート。

※残った問題は猛スピードでやらせる。
※そうすることで,2度目の緊張を生み出すのである。


11 答えを参考に

<遅れ気味の子への対応>
 よく分からない人は,答えを参考にしてやって構いません。
 
※「参考にして」と言う。「写してもいいです」ではいけない。子どものプライドにも配慮する。


12 自分で丸付け

<早く終わった子への対応>
 見直しをしなさい。

※「できました」という子が4,5人になったら次のように指示する。

 終わった人は自分で答えを見て,丸を付けなさい。
 

13 シール貼り

 答え合わせも終わったという人は,あかねこシールを貼りなさい。 

※あかねこシールは時間調整のために使うものである。1問につき1枚,丁寧にはらせる。


14 そろえて終わる
 
 やめ。途中の人もやめなさい。
 自分で答えを見て,丸をつけなさい。

※途中でもやめさせ,最後は全員そろえて終わるようにする。


15 終わった子から休み時間

 答え合わせが全部終わった人は,あかねこシールを貼りなさい。
 終わった人から休み時間にします。

※計算スキルは回収しない。
※授業終了時点で,何問かやり残した問題がある。その問題を進んで家でやってきた子がいた場合は,教師が必ず取り上げ,大げさに驚いてほめる。そうすると,ほかの子どもたちも残った問題を家でやってくるようになる。

あかねこ計算スキルのユースウェア 1

2010-03-29 21:50:46 | 算数
 サークルのメンバーが,4月4日の「第55回向山型算数セミナー」での介入模擬授業に立候補し,授業をすることになった。授業は「あかねこ計算スキル」を行うという。
 
 3月31日にサークルで検討を行う。
 私は今年度,計算スキルを使っていなかった。1年間のブランクがあるので,若干ユースウェアについて鈍っているところがあるかもしれない。
 この機会に復習して,検討に臨みたい。


1 準備

 机の上には「計算スキル」と鉛筆だけ出します。
 教科書やノート,使わないものは全部片付けなさい。
 ○番を開きます。隣と確認。
 勉強した日。○月○日と書きなさい。

※余計なものは片付けさせる。
※開いたページをきちんと確認する。まれに違うページをやっている子がいる。


2 コース説明

 2分間でやります。

※標準時間のうち,短い時間の方に設定する。ただし,問題数やクラスの実態に応じて,標準時間内で時間を変更してもよいと考える。

 
 ゆっくり確実にやりたい人は「2問コース」を選びます。1番と2番だけをやりなさい。1つ50点,2つできれば100点です。
 もう少しはやくやりたいという人は「5問コース」を選びます。1番から5番までやりなさい。1つ20点,全部できれば100点です。
 もっとはやくできる,自信があるという人は「10問コース」を選びます。1番から10番までやりなさい。1つ10点,全部できれば100点です。
 2問コースでも,5問コースでも,10問コースでも,どれも100点。同じ価値があります。
 かけっこだって水泳だって速い人もいれば遅い人もいます。それと同じように,計算のスピードも人によって違います。スピードよりもしっかりとできるということの方が大切です。
 コースを選んで,チェック印を入れなさい。

※しっかりと趣意説明をする。どの100点も同じ価値があるということを強調する。


3 選択の確認

 ちょっと聞いてみます。
 2問コースを選んだ人?
 5問コース?
 10問コース?

※コースをきちんと確認する。


4 「やってみよう」はしない

 始める前にひとつ注意があります。
 「はやく終わったらやってみよう!」という問題がありますが,今はそこはやらないでおきなさい。
 はやく終わった人は見直しをして待っていなさい。

※「はやく終わったらやってみよう!」は最初はやらないということを徹底しておく。
※終わったら何をするのかを指示する。


5 時間経過を知らせる

 用意。スタート。

※タイマーは使わない。時間を延ばしたり,早く切り上げたりする際の配慮である。


 1分経ちました。残り1分です。

※正確に1分のときに伝える。


 まもなく終わりです。(1分50秒ごろ)

※1分30秒あたりで,子供たちの状況を把握する。間に合いそうもない子が多いときは,時間をやや延長する。みんな終わっている場合には,その時点で終わりにする。


6 個別指導
<配慮が必要な子に対して>
 なぞってごらんなさい。

※配慮が必要な子には,開始後すぐに後ろから寄り添い,指導する。顔を近づけ,赤鉛筆で薄く書く。

TOSSデーに参加して

2010-03-28 23:37:05 | 教師修業
 TOSS/Miyagi塾主催の「第8回TOSS全国1000会場一斉セミナー(TOSSデー)」に参加しました。

 内容は次の通りです。

■「黄金の3日間の授業」
 講座1 国語の授業開き
 講座2 漢字スキル
 講座3 話す・聞くスキル
 講座4 算数の授業開き
 講座5 百玉そろばん
 講座6 計算スキル
 講座7 難問
 講座8 英会話
 講座9 ペーパーチャレラン
 講座10 Q&A

 私はTOSS・法則化歴12年になります。
 ですから,既に知っている内容のものがほとんどといえます。
 
 しかし,新年度を迎えるこの時期に,もう一度基本に立ち返って学ぶことは,大きな意義があると思いました。
 
 野口芳宏氏は学力形成として,次の3つを挙げています。
(1)入手・獲得
(2)修正・訂正
(3)深化・拡充

 今日の講座に参加して得られたのは,主として(3)です。
 今までも知っていたことですが,改めて講座を受けることによってユースウェアを再確認することができ,深まりました。

 それにしても,感心したのはMiyagi塾のメンバーの声の張りです。みんないい声をしています。
 そして,楽しそうに模擬授業をしています。
 教師が笑顔で楽しそうに授業していれば,子どもも楽しい気分で勉強できるということを学びました。

着陸ゲーム 4

2010-03-03 22:15:02 | 体育
 助走が長くなったことが影響したのか,練習では直線的な動きが多かった。
 高くジャンプするのではなく,水平にジャンプするような感じである。

 そこで,次のように発問した。
 
「高く跳んだほうがよいですか。低い方がよいですか」

 両方試させたあとに聞くと,高く跳んだほうがよいという子が多かった。
 そのほうが着地が安定するという。
 水平に勢いよく飛び出していくと,着地の際に自分の体をうまくコントロールできず,輪に入れなかったり,前につんのめって転んでしまったり,手だけでなく膝も着いてしまったりして0点になってしまう。

 最終ゲームの得点は,何と全チームが8点満点であった。
 先週はほとんどのチームが3点であったことを考えると,大きな向上的変容である(ただ,子どもたちの審査は若干甘く,3秒のカウントが速かったり,輪からすこし出ているのもOKにしたりしていた)。

 実践を通して,次のようなものを概ね身につけられたと思う。

空中で自分の体をうまくコントロールする技能
片足踏み切り→両足踏み切りの技能
助走のリズム感

着陸ゲーム 3

2010-03-02 21:50:16 | 体育
 着陸ゲームを行った。3回目である。

 今回は,場の設定を次のように変えた。
 ・3mだった助走距離を5mとする。
 
 山本悟氏の原実践に近い場の設定とした。
 ただし,必ず5mの位置からスタートしなければならないのではなく,3m~5mの線の間ならばどこからスタートしてもよいことにした。

「自分に合ったスタート位置を見つけましょう」
と投げ掛け,3分ほど練習させた。
 
 助走距離が長くなり,スピードが上がることによって,踏み切りのタイミングが合わなかったり,着地に失敗したりする子が多かった。

 練習後,
「助走距離は長いほうがよいですか,短いほうがよいですか」
と聞いた。

 ある子が「速くなりすぎて,タイミングが合わない」とつぶやいた。このつぶやきを見逃さず,もう1度発言させた。

 すると,別の子が「助走が長過ぎると,疲れてしまってうまく跳べない」と発言した。

 これらの発言により,助走距離は長ければよいというわけではないことを理解させた。

 スタート地点の選択は,3m地点,4m地点,5m地点でそれぞれ同数程度であった。

The Beach Boys

2010-03-01 00:35:22 | 教師修業
 突然ですが,趣向を変えまして,趣味の話題です。 

 1月23日,ビルボードライブ東京で行われたThe Beach Boysのライブを見に行きました。
 私はビーチボーイズの熱狂的なファンなのです。20年近く,彼らの音楽に夢中です。

 Brian Wilsonのソロのライブは3回見に行っていますが,ビーチボーイズのコンサートは初めてです。
 オリジナルのメンバーは既に亡くなったり,実質的に脱退したりして,来日したのはMike LoveとBruce Johnstonの2人とサポートメンバーです。

 そんなのは,もはやビーチボーイズではないのではないか,という人もいるかもしれません。
 しかし,そんな意見は関係ありません。
 私は思い切り楽しみました。
 28曲,1時間20分。素晴らしいライブでした。

 ビーチボーイズのヴォーカルはやっぱりマイクだなあと,改めて感じました。
 リードはもちろんですが,コーラスにマイクの低音があるのとないのとでは,ビーチボーイズ感が全く違ってきます。
 声の衰えもあまり感じませんでしたし,マイク健在といったところです。

 ブルースにも,もうちょっとリードを取ってもらいたかったのですが,声がだいぶしわがれていました。リードを取るのはつらいのでしょうか。

 ライブ終了後,ファンクラブ会長の鰐部さんの尽力により,バックステージに入れるという幸運に恵まれました。
 まさかのできごとにとても驚き,興奮しました。
 サインに,握手に,写真撮影。よい記念になりました。