Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

私の教師修業 8

2008-10-27 00:05:04 | 教師修業
◆平成19年度(2007年)34歳

 2年担任。
 5月,運動会。1・2年での組体操を提案。成功する。
 6月1日,「TOSS宮城特別例会」で授業技量検定を受検。星野裕二先生が講師。音楽「かたつむりで2拍子」で22級に昇級。
 7月1日,「杜の都」で高橋薫先生,西野一葉先生を招き,TOSS授業技量検定を行う。「体操棒で一体感」の授業をする。
 7月5日,算数の「1000までの数」の研究授業を行う。1円玉を3000枚用意。坪田耕三先生の追試。
 7月8日,「向山型体育入門講座」に参加。向山先生が講師。
 7月15日,仙台での「CO2セミナー」に参加。
 8月11日,「TOSS体育全国セミナー」に参加。初めて全国セミナーの舞台で模擬授業を行う。「誰でもできる!ベースボール型ゲーム」をする。
 9月17日,「第2回杜の都のTOSS体育セミナー2007」を開催。グランディ21ホットハウスサブアリーナ。根本先生,桑原先生,根津先生を招く。「誰もが主役!キンボール」の授業を行う。
 1月12日,「有田先生と勉強する会in山形」に参加。「ちょんまげから見る文明開化」の授業を有田先生に見ていただく。
 1月21日,東北福祉大学での「社会科の授業力を高める会in仙台」に参加。
 2月3日,「仙台市学力・学習改善フォーラム」に参加。
 2月20日,「杜の都」でTOSS授業技量検定を行う。「あんたがたどこさは何拍子」の授業を行う。

私の教師修業 7

2008-10-26 00:03:04 | 教師修業
◆平成18年度(2006年)33歳

 初めての1年担任。
 5月13日,幽霊部員として所属していた「PLUS」に初めて参加。
 6月15日,仙台市体育指導者研修会に参加。ボール運動の研修を受ける。9月の「杜の都のTOSS体育セミナー」でのティーボール授業のヒントをつかむ。
 6月24日,「向山型算数教え方セミナー」に参加。久々の算数セミナー。
 7月29日,「TOSS体育全国セミナー」。
 7月30日,天栄村での「YOSAKOIソーランジュニア東日本大会」を根本先生らと視察。帰りの新幹線で星野裕二先生といろいろ話す。
 8月2日,3日,宮城県小学校体育実技研修会に参加。国士舘大学の池田延行先生が講師。
 8月3日,松島での学校体育研究同志会全国大会に参加。器械運動の指導法の研修を受ける。
 9月22日,算数の「長さくらべ」の研究授業をする。坪田耕三先生の追試。
 9月23日,「第1回杜の都のTOSS体育セミナー」を開催。グランディ21総合体育館サブアリーナ。根本先生,桑原先生を講師として招く。「誰でもできる!ベースボール型ゲーム」の模擬授業をする。
 12月27日,仙台市教育課題研究発表会で,養護教諭,栄養職員とともに肥満児に対する「すこやか教室」の取り組みについて発表する。
 1月28日,「TOSS宮城」が発足。
 2月3日,「杜の都」で高橋薫先生,西野一葉先生を招き,TOSS授業技量検定を行う。「あたまで握手」の授業を行う。
 2月25日,奈良での「日本体育教育技術学会」に参加。岩井邦夫先生の忍者体育に大きな衝撃を受ける。根津盛吾先生と出会う。

私の教師修業 6

2008-10-25 23:56:20 | 教師修業
◆平成17年度(2005年)32歳

 3年担任。
 6月18日,「酒井式全国大会」に参加。
 7月17日,岩手での「向山型体育入門講座」に参加。
 7月24日,「TOSS体育全国セミナー」に参加。
 7月27日,教育課程研究協議会でキンボールの実践を発表するが,指導主事より「ニュースポーツは指導要領に記載されていない。指導要領を拡大解釈している」と指導される。
 8月6日,川島隆太先生の講演を聞く。
 この頃,TOSS体育の活動をしていくために,サークルを立ち上げることとする。
 9月17日,「第3回TOSS体育東北フレッシュセミナー」を開催。根本先生,黒瀧先生を招く。中央市民センター体育館。シンクロハードルの授業を行う。鈴木恭子先生が急遽不参加となり,代打で風船を使った体ほぐしの授業も行う。新しいサークルが「TOSS体育サークル杜の都」と根本先生により命名される。
 10月2日,中央市民センターの父ちゃん講座で,キンボールの講師を務める。
 10月14日,「TOSS体育サークル杜の都」旗揚げ。
 10月22日,11月26日,スタートライン例会。これ以後,スタートラインは活動停止状態が続く。
 2月16日,筑波大学附属小学校公開研究会に参加。体育と社会の授業を中心に見る。協議会で有田先生が私の隣に座る。有田先生がノートにどんなことをメモしているのかを間近で見ることができた。
 2月25日,東京での「日本体育教育技術学会」で共創なわとび(トラベラー)の授業をする予定だったが,都合により当日キャンセルしてしまう。
 3月5日,中学生とチームを作って宮城オープンキンボール大会に出場。準決勝まで進む。

私の教師修業 5

2008-10-24 23:49:07 | 教師修業
◆平成16年度(2004年)31歳

 6年担任。
 4月17日,5月1日。「TOSS/Human算数特化」のTOSSデーで,計算スキルの講座を持つ。
 5月8日,三沢での「TOSS体育東北フレッシュセミナー」に参加。風船を使った体ほぐしの模擬授業を行う。準備不足でサークルでの検討ができなかったため,新幹線の中で検討していく。実際に動いて検討していないので時間配分などが分からず,授業は玉砕。初めて悔いの残る模擬授業となってしまった。根本先生と初めて直接話をする。懇親会の席で,2005年仙台でのフレッシュセミナー開催を要請される。
 7月,スタートライン共著『他人に聞けない体育初心者Q&A中学年』刊行。
 7月24日,スタートライン全員で「TOSS体育全国セミナー」に参加。
 8月5日,川島隆太先生の講演を聞く。
 8月21日,スタートラインで初めての本格的な体育模擬授業。駐車場でシンクロなわとびの授業をする。
 8月末,キンボールの教材研究のため,高校生の保護者の集会に飛び入りで参加する。キンボールの高い教材価値を実感。
 11月17日,市教育研究会の研究授業でキンボールを行う。
 12月26日,大郷町で行われたキンボール講習会に参加。リーダーの資格を取得。
 2月13日,「TOSSライセンスセミナー」でD表検定を受ける。「なべなべそこぬけで一体感」の授業で24級の認定を受ける。
 2月26日,「野口芳宏先生に学ぶ会」。
 3月6日,子どもたちと「宮城オープンキンボール大会」に参加。
 3月18日,卒業式。この年は初めて本格的な学級通信を出した。最後は130号となった。

私の教師修業 4

2008-10-23 23:48:20 | 教師修業
◆平成15年度(2003年)30歳

 5年担任。
 校内事情により,算数の時間が全てT2となる。自分が一番力を入れてきた教科が算数だっただけに,ショックを受ける。このことがきっかけで,自分の学級経営の核を体育に据えることにする。
 5月11日,スタートラインでTOSSデーを開催。算数と体育の講座を行う。講座中,市民センターの来客に車をぶつけられる。
 6月,『楽しい体育の授業』の論文審査で,向山先生よりA評定をいただく。
 6月14日,福島での「向山型算数研究セミナー」で研究発表をする。
 7月26日,27日,横浜での「TOSS体育全国セミナー」に参加。初めての体育セミナー。大いなる刺激を受ける。
 8月,根本先生より『体育初心者Q&A』の執筆依頼をいただく。〆切が8月末。1ヶ月もない。サークル代表に相談すると,「1人でもやる覚悟があるなら受けてよい」と言われる。スタートラインのメンバー全員に協力要請。10日,17日,23日と3回の例会で一気に書き上げる。スタートラインの結束力を実感。
 9月,作文の研究授業。パソコンとサザエさんの漫画を使っての授業。
 10月,「TOSS/Human特化算数」が旗揚げ。参加する。
 11月3日,福島での「向山型体育入門講座」に参加。
 11月8日,「TOSS/Human」例会。横山ドクターにメタメタに斬られる。
 12月,著書『“台上前転”新ドリル』刊行。
 1月15日,21日と「模擬授業フェスティバル」のための検討会をシェルコム仙台で行う。スタートラインチームのキャプテンが私となったため,この2回の例会は初めて私が中心となって行った例会である。
 1月31日,「第2回模擬授業フェスティバル」。初めて体育の模擬授業(風船を使った体ほぐし)を行う。優勝はTOSS/Medeshima。
 2月14日,「野口芳宏先生に学ぶ会」。「志村けんに学ぶ」の模擬授業を行い,野口先生に直接授業を見ていただく。悔いのない授業ができた。

私の教師修業 3

2008-10-22 23:34:13 | 教師修業
◆平成14年度(2002年)29歳
 
 転勤。3年担任。
 5月6日,「向山洋一教え方教室」。
 6月6日,指導課訪問で作文の研究授業をする。
 学年主任の先生が道徳(福祉)の研究発表をすることになり,一緒に授業研究をする。
 6月29日,「向山洋一Q&Aエキサイティング講座」。
 6月30日,「仙台エネルギー教育会議」。2日連続で向山先生の話を聞く。
 7月20日,「TOSS/Human提案セミナー」。
 9月16日,「向山型算数研究セミナーin岩手」に参加。
 10月19日,「厳しい石黒道場」。
 10月,『体育教科書シリーズ』の執筆公募に応募。プロット審査に通り,執筆依頼をいただく。
 11月,台上前転の実践をする。
 12月,『楽しい体育の授業』の原稿依頼を初めていただき,驚く。
 この頃から,スタートラインの例会レポートを毎回根本先生に送り始める。
 1月19日,「めでしまサークル講座」。
 2月8日,スタートライン初のイベント「模擬授業フェスティバル」を開催。Miyagi塾が優勝。私はセミナーでは初めての授業。算数の授業をしたが,緊張のあまり吐きそうになる。
 『向山型算数教え方教室』の原稿依頼をいただく。
 2月13,14日,筑波大学附属小学校公開研究会に参加。体育の授業と坪田耕三先生の算数の授業を参観し,感銘を受ける。
 3月22日,郡山での「TOSS教材ユースウェア講座」で計算スキルの模擬授業。初めての大きな舞台での模擬授業。木村重夫先生に直接指導を受ける。
 3月23日,「野口芳宏先生に学ぶ会」。この年から主催がスタートラインとなる。

私の教師修業 2

2008-10-21 23:28:19 | 教師修業
◆平成12年度(2000年)27歳

 5年担任。
 4月8日,「向山型算数研究セミナー」に参加。ついに向山洋一先生を見る。本物の向山型算数を体感し,衝撃を受ける。
 向山先生の算数授業CD全巻入手。
 TOSS宮城MLに加入。「小数のわり算」のサイトを作り,ホームページをアップする。
 7月22日,「名人に学ぶ2000」。野口先生,有田先生,酒井先生。
 11月,指導課訪問で総合の研究授業をする。内容は点字の授業。
 11月25日,東北学院大学での「日本教育技術学会」に参加。私のすぐ目の前に根本正雄先生が座っているのを見て驚く。分科会は体育に参加。
 2月25日,「鍛える国語教室」。


◆平成13年度(2001年)28歳
 
 6年担任。
 5月9日,娘が生まれる。
 5月12日,「向山型国語教え方教室」に参加する。
 7月22日,「名人に学ぶ2001」。野口,有田,酒井先生。娘が発熱し,その後に予定されていた「TOSS宮城ML総会」を欠席。その席で友人がサークル「スタートライン2000」への参加を決めたという話に大きな刺激を受ける。
 友人を通じてサークル代表に連絡を取ってもらうが,「興味があるぐらいでサークルに来ないでほしい」と厳しい返答。改めて連絡を取り,参加を承諾される。
 7月25日,「スタートライン2000」に参加。
 以後,スタートラインに没頭。レポートを書きまくる。
 8月4日,初めて宮城県以外のセミナーに参加。郡山での「第2回向山型算数オール模擬授業講座」。
 8月17日,福島での「第3回TOSSプライマリー講座」。
 8月末,スタートラインMLを開設。毎日の授業日誌を流す。メンバーからの返信は勉強になった。
 9月,「法則化解散セミナー」に参加。横山ドクターの話に大きな衝撃を受ける。
 11月9日,「TOSS/Miyagi塾」の旗揚げ例会に参加。
 11月のスタートライン例会で初めて模擬授業(算数)をする。緊張しまくる。
 総合の研究授業を行う。
 この頃,「有田和正先生に学ぶ会」を計画し,事務局となるが,有田先生の都合がつかず廃案。
 1月14日,「めでしま講座」。
 2月9日,「野口芳宏先生に学ぶ会」。
 3月。初めての卒業生を送り出す。インフルエンザの流行により,卒業式の最中に10名ほど倒れる。

私の教師修業 1

2008-10-20 23:18:14 | 教師修業
 突然だが,私のこれまでの教師修業を振り返ってみることとする。

◆平成6年度(1994年)21歳

 大学4年。
 初めて教育書を読む。林竹二著『教えるということ』。
 以後,林先生の教育関係の著書は,全集も含め,全て読んだと思う。
 斎藤喜博先生の著書も数冊読む。


◆平成7年度(1995年)22歳

 非常勤講師。3年生の社会・理科,4~6年の算数TTを担当する。
 3年生のわずか6名の子どもたちを統率できず。苦しみの日々。


◆平成8年度(1996年)23歳

 講師。2年担任。
 初めての担任で,楽しい日々を過ごすが授業の腕は上がらず。
 97年2月『教室ツーウェイ』3月号を見て,衝撃を受ける。
 以後,『授業の腕をあげる法則』を皮切りに向山洋一先生の本を読みまくる。


◆平成9年度(1997年)24歳
 
 講師として3つの学校を転々とする。2年,4年担任。
 法則化の授業を手当たり次第に追試する。
 講師として赴任していた学校で,法則化のサークルに入っている先生と出会う。その先生の机の上に付箋の貼られた教育雑誌がいっぱい載っているのを見て,衝撃を受ける。


◆平成10年度(1998年)25歳
 
 講師。3年担任。
 法則化の授業を手当たり次第追試する。
 福島での「Q&Aセミナー」に行かないかと誘われたが,教員採用試験を理由に断る。本当はセミナーにいく勇気がなかったのである。
 教員採用試験に合格する。模擬授業は法則化の資料をもとにボランティア(手話)の授業をした。
 11月,結婚をする。


◆平成11年度(1999年)26歳
 
 4年担任。
 法則化の授業を追試しまくる。
 11月28日。ついに初めてセミナーに参加する。「TOSS/Sannai授業開拓セミナー99」。舘野先生,竹川先生が講師。
 2月,「鍛える国語教室in仙台」に参加。野口芳宏先生を初めて見る。
 2月,仙台市の初任者の代表で研究授業をする。台上前転・首はね跳びの授業。
 初任研の課題研究として,年間を通じて福祉・ボランティアの授業の研究に取り組む。

教師の“言語技術”が子どもの運動技能を変える 4

2008-10-14 20:59:31 | 体育
 1・2年生のマットを使った運動遊びの中で,次のような場面があった。
 
【1】
 ゆりかごをしているときに,立ち上がれる子と立ち上がれない子がいた。

 「Aさんはどうして立ち上がれるのでしょうか。」
と問い掛け,立ち上がれない動きを教師が示範して比較させた。

 「Aさんのゆりかごと先生のゆりかごはどこが違うのか,4人組で話し合ってごらん。」
 
 ここで話し合い活動を入れた。いきなりクラス全体で話すようなことはしない。まずは少人数で話し合いをする。友達の意見に耳を傾け,それについて自分の意見を言うなどする中で,運動について理解が深まっていく。

 グループでの話し合いの結果を全体で聞き合い,考えを集約していく。その中で,「かかととお尻がくっついている」というポイントに気づくことができた。
 
【2】
 前転がりをしているとき,最後に立ち上がれる子と立ち上がれない子がいた。
 そこで,次のように発問した。
 
 「最後は,脚をどういうふうにすると立ちやすいでしょうか。」
   ①がに股 ②内股 ③まっすぐ

 はじめ,子どもたちは「まっすぐ」だという意見が多かった。

 「それでは,どれが立ちやすいか試してみましょう。」

 子どもたちはそれぞれに練習を始め,自分なりの解を確定した。

 「どれが立ちやすかったか。4人のグループで話し合ってごらん。」

 話し合い活動である。「内股が立ちやすかった」「いや,僕はまっすぐがいいと思う」などと意見を交換している。

 その後,グループの意見をまとめると,内股派とまっすぐ派に分かれた。
 このとき,「かっこいいのはまっすぐだけど,立ちやすいのは内股だ」という意見も出た。
 
 「どちらが立ちやすいか,もう一度試してごらん。」

 結果,立ちやすいのは内股であるとまとまった。

 この実践では,子どもたちが友達と意見を交換し合いながら,自分たちでコツを発見するように仕向けたのである。

 どちらの実践も,「言語化(発問)」→「体験」→「言語化(話し合い活動)」→「体験」という流れになっている。

第3回 五色百人一首 宮城県大会

2008-10-13 00:22:51 | 教師修業
 10月11日,仙台市中央市民センターで「第3回五色百人一首宮城県大会」が行われました。
 参加した子どもたちは17名です。
 私も6名のスタッフの1人として参加し,審判の仕事をしました。

 子どもたちは大変真剣な表情で参加していました。
 会場全体に緊張感が漂っていました。

 この緊張感の中,審判をするのも大変です。
 一番大変なのは,ほぼ同時に札を取った場合です。私の判定如何によっては,勝敗が変わる可能性があるのです。

 実際,微妙な場面が何度かありました。
 しかし,私が迷っていてはいけません。毅然とした態度で判定をしました。
 ここで,「んー。どっちかなあ」「ジャンケンで決めましょう」などという曖昧な態度をとっていたら,子どもたちからの信頼がなくなってしまいますし,周りで見ている保護者からもクレームがついたかもしれません。

 素晴らしかったのは,保護者の態度です。
 開会式の中で,保護者に対して試合中は言葉を慎むようにという説明がありました。そんな説明はなくてもよかったのではないかと思えるほど,今回の保護者は本当に節度ある態度,よいマナーで参観していました。
 
 子どもたちも,概ねマナーがよかったです。前述のような親を見て育っているからでしょうか。親が範を示すということは,本当に大切だと実感しました。