Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

研究授業を行って 1

2011-11-11 21:01:52 | 教師修業
 私の勤務校は,学区に児童福祉施設があることもあり,虐待などの「第4の発達障害」も含めると,2割以上の子が発達障害の傾向を持っていると考えられる。
 
 勤務校では「授業中に立ち歩く子がいる」「子どもが廊下に出ていってしまう」「騒がしくて収拾がつかない」というような声が,先生方からよく聞かれる。

 私の授業では,そういう状態になったことはあまりない。

 だいぶ前であるが,10月18日に国語「古文に親しもう」の研究授業を行った。
 今回の研究授業の中にも,前述のような状態にならないための手立てをいくつか組み入れていた。

 例えば,学校の研究テーマの一つである「ユニバーサルデザインの3原則」に則った授業展開もそのひとつである。
 テンポのある授業もそうである。
 また,いくつかの学習を組み合わせた「ユニット学習」もそうであるし,授業展開の見通しを黒板の端に示したこともそうである。

 大きいのは「子どもを動かせたこと」「子どもを歩かせたこと」である。

 「プリントを取りに来なさい」と言って,子どもを歩かせる。
 「全員立ちなさい。枕草子を読みます」と言って,子どもを立たせる。
 「百人一首をします」と言って,子どもを動かす。
 「書けたら,持ってきなさい」と言って,子どもを動かす。

 しかし,このことを見て取ったのは研究主任のH氏だけであった。

 授業後の検討会で,H氏以外からこのことに関するプラス評価はなかった。

最新の画像もっと見る