Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

6年3組同窓会 2

2012-10-13 22:17:56 | 教師修業
 子どもたちの夢や現在の職業を聞きました。
 M君は教師を目指し,現在利府支援学校で講師をしているそうです。
 K君はブックオフで働いているとのこと。
 Sさんは看護士。
 K君はデザイナー。
 M君はミュージシャン。どんな音楽を目指しているのかを聞いたところ,彼には確固たる信念があることが伝わってきました。

 みんな,それでいいんだ。
 自分の信じた道を歩んでいってほしい。

 Sさんが「先生の夢は何ですか」と聞いてきました。
 「今が夢だ」と答えました。

 私にとって,夢は先にあるものではないのです。
 教師を志したときの爆発的なエネルギーが現在も続いています。
 現在,やっていることの状態。
 これが夢です。
 30年後も50年後も同じようにやっていると思います。

 最後に,「今日は先生にプレゼントがあります」と言われました。
 そんなものが用意してあるとは全く気付かなかったので,驚きました。
 「お前たちはサプライズが好きだな」と思わず言いました。
 子どもたちも大笑いしていました。

 卒業式前日の放課後,子どもたちに取り囲まれ音楽室に連れていかれました。
 そして,いきなり子どもたちの企画による「感謝の会」が始まりました。
 
 また,卒業式の日,最後の学級活動を終え,「さようなら」をする直前に,1人1人のメッセージが入ったカセットテープを渡されました。

 これらのことは極秘で計画が立てられ,私は全く知らなかったのです。

 今回のプレゼントの件も,私を驚かせようと,事前に話し合いをしていたようです。

 しかし,このサプライズ企画の方法は,もともと私が教えたものです。
 転校生が出たときには,本人に極秘でお別れ会の計画を立てました。
 今回も参加したM君のお別れ会のときは,目隠しをして突然屋上に連行しました。
 M子さんが転校するときの企画はもっと大がかりでした。
 大説教をしたあとに全員に反省文を書かせたものの,その内容は別れの手紙でした。

 当然,子どもたちもこれらの出来事はしっかりと記憶していたようです。

 今回のサプライズによって,この子どもたちの中に間違いなく私の遺伝子が息づいているということが確認できました。

 とても楽しいひと時でした。教師冥利に尽きます。

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