Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

第2回復興ボランティア 3

2011-10-18 20:28:52 | 教師修業
 会の終了後,娘と2人で,残った石狩鍋を仮設住宅に運んだ。
 その途中で,参加された方から次のように声を掛けていただいた。

「今日は体を動かせて,本当に楽しかった。
 家にいたときは,バランスボールとかをやっていたから,いろいろ運動してみたいと思っていたところだった。
 手軽にできるのを紹介してもらったから,続けてやってみようと思う。」

 この言葉はとても嬉しかった。
 この言葉によって,心がだいぶ晴れた。

 実は,私はボランティア活動には,あまり乗り気ではなかった。

 理由は,3月11日以降に学校で避難所運営にあたっていたときに,辛い思いをしたからである。

 実質的に私が現場責任者になった時間帯があったのだが,そのときに町内会長や避難している方から,理不尽な要求をされ,罵声を浴びせられた。
 さらに,飲み水などの支援物資がが盗難に遭う場面にも遭遇した。

 非常時にも関わらず,整然と秩序ある行動をする日本人の姿が称えられている。
 確かにほとんどの方は秩序ある行動をされていた。
 しかし,私はそうではないシーンも目撃してしまったのである。

 怒りや虚しさ,悔しさがこみ上げてきた。
 しかし,そのような感情を持ち続けたからといって,何かが解決するわけではない。
 誰にも相談せずに,心を鍛える機会と捉えることにして,負の感情を自分の心に閉まっておいた。

 今回,上のような言葉を掛けていただいたことで,何かが吹っ切れた。
 自分自身の成長のきっかけになる出来事であった。

 ボランティア活動をして,本当によかった。
 次回は,11月23日。根本正雄先生,末廣真弓先生ら参加しての「Yosakoiソーラン」である。


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