ニースの裏山！！

車でふらっと行き、いつもここからインスピレーションを受けています。

ピーターメールのプロヴァンスの12ヶ月と言う名作がありますが、僕も負けじとニースの12ヶ月書いちゃおうかなって言うくらい、、、土地の声がやっと聞けるようになって来たかなと言える今日この頃です。

聴く努力をしていなかったのか、それとも経験が足りなかったのかは不明ですが、、、

この時期は寒い冬を乗り越えてタイムが花を咲かせてくれるし、野生のアスパラガスが生えてくるし、そしてルッコラの花も咲きます。

いつもスタッフにはレシピなんかいらない、なんてよく言って困らせてますが、ぜーんぶこれ口に放り込むだけでもう最高です。

これで今月のメニュー決まりです。(笑)

料理の世界の人だけではなく、食に関わる人、要するに毎日食事をするすべての人に言えることですが、、、自然からインスピレーションを受ける体験をしなきゃいけないし、生産者にも行かなきゃいけないし、市場にも行き、、、インスピレーションの源の設定の場所を考えなくてはいけません。
だって自然と共存する人間ですからね、、、いくら文明が進化したとしても動物としての人間として忘れてはいけない感覚のように思います。
それは決して机上の世界ではないですし、ファックスやメールだけの世界でもないです。

食べて思ったのですが、やはり、滋味ってこう言うことなんじゃないかな〜って思います。

滋味とは？地味ではありません、、、

１ 栄養があって味のいいこと。栄養豊富でおいしい食べ物。「滋味に富む料理」
２ 豊かで深い精神的な味わい。「滋味掬(きく)すべき作品」

と言う意味があります。

僕は随分長くヨーロッパに住んでしまいましたが、自分が造った造語であるJapaniceと言う言葉の中に日本人の自然を大切にする意味と、西洋人の哲学を大切にする考えがうまくミックスされていければと思っています。

自然に浸かろうっと、、、