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優雅なコモ湖の食文化

「プレアルプスだから寒さ厳しくて食文化が乏しいのが残念だけど😂」
と言う友達からの情報を元に、、、コモ湖近郊の郷土料理を頂いてきました。

どのお店でもスペシャリティをと頼むと出てくるのがこちら
ペルシコと言うスズキ科の淡水魚を使ったリゾット、セージ風味なんですが、、、




普段南仏に住んでるとタイムやローズマリーとか地中海らしいものばかり使いがちですが、、、改めてセージを味わうと、ニースの郷土料理もセージ風味あるし、山からの食文化なんだなぁ〜って少し問い直す良い機会になりました。

セージの効果効能を見ると、、、
「セージには五感を活性化させる効能があり、セージのハーブティーを飲むと血液循環が促され、強壮効果があるともいわれています。過労で疲れ気味の人によいでしょう。」
とありましたが、、、避暑地としてゆっくりし自然の癒されする場所だからの味わいなんですね。

やはり土地と結びついた伝統料理を見直してみると、学べる事はいっぱいですし、せっかく五感全部が機能してるのだから、ただ味わうだけじゃなくて感じなきゃいけないんだって、反省です。
喰い改めなきゃです。
便利な時代になって食材が新鮮な状態で自由に行き来できるようになったかも知れないけど、、、今と違った不便な時代に育まれてきた事や物を大切にしないといけないようです。
育まれたという事は土地への影響が大きかったでしょうし、、、
結果、このエリアはコロナ禍までは、とても長寿のエリアで、坂道の多さなどを見ても適度な負荷が日常にあるし納得する事ばかりでした。




ニーチェは「過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える」と、名言を残していますが、、、

豪華なヴィラが湖畔に連なるコモ湖、もちろんヴィラでの食事と、地域の食文化は違ったとは思いますが、最近はイノベーティブなクリエイティヴなレストランもチラホラできているようですが、、、自然に癒され穏やかに健やかに過ごしてきたこの土地にどんな影響を与えるのか?
いや、もう既に現在進行形なのか?
次回は地元の人達と会話も楽しみたいなっと思います。


ドイツの薬草家は、「セージは、医者、料理人にも、台所や地下室など場所も、貧富も問わず役に立つハーブである」

https://www.yomeishu.co.jp/health/3884/

イギリスでは「長生きしたければ5月にセージを食べなさい」と言われるほど万能薬とされていました。ラテン語で「救う」を意味するsalvareがセージの名前の由来と言われています。

https://www.timeless-edition.com/archives/7870


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目には見えない繋がり

バラバラになるのがストレス

季節に沿った旬の食材をいただくのは嬉しいもので、土地や季節や人との繋がりを感じることができます。

美味しいものを食べてストレス発散も良いかもだけど、良い物をいただき繋がりを感じるというか、育む事が大事なんだろうなって最近は思うようになりました。

https://www.stresscare.com/report/stress_word.html

「stress」の語源を知っていますか? 

「stress」 という言葉は、「distress(苦悩、悩み)」という言葉から来ています。「distress」 の頭音のdiが消失したものが「stress」です。 

 「distress(苦悩、悩み)」の語源をどんどん辿っていくと、「一つのものがバラバラに切り離されること」という意味に行き着きます。 

 つまり、一つのものが切り離されることが、人間にとっての「苦悩」であり「ストレス」、ということになります。 

人を良くすると書いて食ですが、、、新たなストレスの原因にならないような料理を意識したいものです。

でもやはりうまいものは美味い!



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