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初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

フェスティバルホールの思い出

2016年11月30日 20時38分24秒 | Weblog


私の椅子はテレビ局三階の広いフロアーにありました

編成局、演出部、放送部、そして報道部が並んでいます

私は仕事を終わって三階へ上がってきました

… … …

大阪芸能に詳しい演出部次長のU宮楢生さんに呼ばれました

「フェスティバルホールの演奏会のキッフだが…」と

「私は仕事で行けないので…と差し出されたのは

なんとマントヴァーニー楽団でした



「君の趣味は音楽だったのか…」と切符を頂きました

大阪テレビ局横の堂島川に架かる渡辺橋を渡ると

新朝日ビルのフェスティバルホールです

私は大阪へ来て初めてでした



レコードがSP盤からLP盤になって新しく

ムード音楽というジャンルが始まりました

そのムード音楽レコードの代表がマントヴァーニー楽団でした

音色は弦楽器群に独特のエコーのかかっていました



緞帳が上がるとオーケストラの演奏が始まりました

テーマ曲の「魅惑の宵」ですが、なんと

バイオリン群にエコーが、かかって聞こえてきました

舞台にマイクロホンは一本も立っていません



あとで調べてみると、バイオリンを三つぐらいのパートに

分けて、演奏するカスケーティング・ストリングス

という独特の編曲でエコーがかかったように

聞こえたのでした。

… … …

各曲のエンディングに近づくとマントヴァーニーは

客席の方へ振り返って、指揮棒を振り下ろして

一礼する。演出でした

… … …

私にとって初めてのフェスティバルホールの演奏会は

感激の一夜でした。