
テレビ生ドラマ番組のスタッフになって
初めてカメラを担当しました
ドラマの進行につれて
セットからセットへカメラを移動しながら
セットで演技される俳優さんをとらえます

俳優さんのアップは望遠レンズで
セット全体は広角レンズで
ターレット盤をまわして
レンズを変えて構図を決めてピントを
合わせます。
すかさず、映像スイッチャーは、スイッチを
入れてきます。

カメラパン棒には台本ばさみがついていて
ドラマの台本が挟んであります
台本上でドラマの筋を追いながら
レンズを取り替えて、ファインダーで構図とピントを
合わせて、また台本を見て…次のカットのレンズ、
構図、ピントを合わせて…ドラマが終わるまで
この繰り返しです

私は初めてテレビカメラを担当して。これは
えらいことになったなあ…が感想でした
まるでスポーツの競技をしているようでした
テレビカメラをいかに早く移動して、
レンズを決めていかに早く構図を決めて
ピントが合わせられるかが、テレビカメラマンの
優劣でした
テレビ生ドラマの放送が終わると
後にはなにも残りません。
いま放送したドラマが感銘を与えたのか
面白かったのか、不手際なところがなかったのか
担当したスタッフには、わかりません
