
昨日は当時のテレビ台本が謄写版印刷で
印刷所の職人さんがガリ切りで台本の
原紙を作って、印刷することを記しました
脚本家から原稿を受け取った印刷所の
ガリ切り職人さんがまず、
読まなくてはなりません

当時、売れっ子の作家は花登筺(はなとこばこ)さん
でした。
大阪テレビでは日曜日午後6時30分~30分生ドラマで
「やりくりアパート」はテレビで大ヒットしたコメディで
花登筺さんのデビュー作でした
出演は、大村崑、佐々十郎、茶川一郎、横山エンタツなど
とくに、番組最後の生コマーシャル(後コマ=あとこま)に
人気がありました
花登筺さん作の「番頭はんと丁稚どん」毎日放送
出演は芦屋雁之助、芦屋小雁、雁平ほか…
「細うで繁盛記」よみうりテレビ、出演、新珠三千代(あらたまみちよ)
冨士真奈美(ふじまなみ)他はいずれも大ヒットで
移動する新幹線で原稿用紙に向かう「新幹線作家」と
いわれるほど超多忙のテレビ作家になりました

花登筺の原稿は独特の筆跡で普通の人には
とても読めなかったそうです
台本、印刷所の、あるガリ切り職人さんだけが
読めたようでした
… … …
西の花登筺、東の菊田一夫ともいわれていました
菊田一夫は「鐘の鳴る丘」「君の名は」ラジオドラマの
作者でした
