平野啓一郎著『ある男』を読む。
久しぶりに小説の醍醐味を味わった。
私たちは何の疑いも持たずに、家族や友人、同僚、隣人たちと生きている。
だが信じていたものが、土台から覆されてしまったら・・・。
3・11以降、多くの人たちは同じような生活を送っている。
心の中までは解らないが、何もなかったかのように生きている。
あれ以降、主人公は足元が常に脅かされるような感覚のもとに生きている。
私が主人公に最もシンパシーを感じた瞬間だ。
追記
石川慶監督「ある男」を観る。
この監督の映画は「愚行録」「蜜蜂と遠雷」を観ているが、
どれも素晴らしく大いに楽しめた。
石川慶監督1977年生まれの46歳、
原作者の平野啓一郎は1975年生まれの48歳、
若い才能は伸びやかで気持ちがいい。
最近、大御所と呼ばれる監督の映画を観る機会があったが、
海外での賞を意識したかのような作品でがっかりした。
才能にも旬があるのだろうか。
(2023年6月24日 記)
久しぶりに小説の醍醐味を味わった。
私たちは何の疑いも持たずに、家族や友人、同僚、隣人たちと生きている。
だが信じていたものが、土台から覆されてしまったら・・・。
3・11以降、多くの人たちは同じような生活を送っている。
心の中までは解らないが、何もなかったかのように生きている。
あれ以降、主人公は足元が常に脅かされるような感覚のもとに生きている。
私が主人公に最もシンパシーを感じた瞬間だ。
追記
石川慶監督「ある男」を観る。
この監督の映画は「愚行録」「蜜蜂と遠雷」を観ているが、
どれも素晴らしく大いに楽しめた。
石川慶監督1977年生まれの46歳、
原作者の平野啓一郎は1975年生まれの48歳、
若い才能は伸びやかで気持ちがいい。
最近、大御所と呼ばれる監督の映画を観る機会があったが、
海外での賞を意識したかのような作品でがっかりした。
才能にも旬があるのだろうか。
(2023年6月24日 記)