今日のうた

思いつくままに書いています

桜つづき

2009-04-07 16:23:54 | ⑤エッセーと物語

4月6日の朝日新聞に、黒田杏子さんが桜について書いていました。

◎桜は根付いたその大地を生涯動かない。

◎桜は人のいのち、とりわけ心とたましいを活性化させる。

◎桜は人間を謙虚にさせ、貪(むさぼ)る心を捨てさせてくれる。

そして高浜虚子の句を紹介していました。

 谷深く尚わたり居る落花かな   高浜虚子

山桜の花びらは、ソメイヨシノの花びらの何倍も薄くて軽いそうです。

だから風のない日にも気流に乗って、どこまでも流れてゆけるのだそうです。

私は不遜にも、「私の歌と同じことよんでる」と思いました。

昨年の4月に、前登志夫氏を感じたくて、吉野の山に行きました。

前氏は十日前にお亡くなりになっていましたが、その時の歌です。

 白髪のなびくがごとく風にのり吉野の谷にさくら散りゆく 

 前登志夫の歌に誘はれ来し吉野 十日前にはここに在(いま)しき

桜を見て、もっと謙虚にならなくっちゃ!

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2009-04-06 12:20:29 | ⑤エッセーと物語

ぽかぽか春の陽をいっぱい浴びて、お花見から帰ってきました。

こころがほぐれて、「春っていいなぁ」と思いました。

強く言われると、強く返してしまう、自分の性格を持て余す時があります。

今から6年半ほど前に、掲示板の「五行歌」に投稿しました。

初めて作った歌なのですごく稚拙ですが、結構、気に入っています。


やさしくされれば
やさしくかえす
怒鳴られれば
怒鳴り返す
人間は波と同じだね

トピ主さんが、綺麗な桜の写真をつけて下さいました。

短歌と出会う前のことです。
残念ながら、そのトピは今はありません。

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