今日のうた

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カードが手元を離れる危うさ

2022-05-30 10:49:36 | ⑤エッセーと物語
先週、いつもの通院だったので、院外薬局で順番を待っていた。
ところが会計が終わっても健康保険証を返してくれない。
「私の保険証は?」と聞くと、「もうお返ししました」とのこと。
どうやら私がトイレに行っている間に、他の人に誤って
渡してしまったようだ。そしてその人はすでに帰ってしまっていた。

私がかかっている病院はどこも保険証の確認をその場ではしてくれない。
しばらく経ってから名前を呼んで、あるいは最後に診察券と
一緒に返されることが多い。
私を含め高齢者は耳が遠くなるし、眼も悪くなる。
こうしたミスは充分起こり得る事だ。

その後、院外薬局の職員が誤って持ち帰った人の家を訪れて
保険証を返してもらい、私の家に郵送してくれた。
今は知らないが、昔は保険証でサラ金からお金が借りられた。
もし持ち帰った人が悪い人だったら、と思うとぞっとする。

今朝、ラジオを聴いていたら、2024年には保険証を廃止して
マイナンバーカードで代用する案が出ているという。
マイナンバーカードは保険証と違って、これからもいろいろなものが
紐付けされていくそうだ。
誤って他人のマイナンバーカードを手にすることも十分考えられる。
人間は性善説ではできていない。
そうした場合に、つい魔が差して・・・ということも無きにしも非ずだ。
いくら写真が貼ってあるからと言って、本人確認を医療従事者や
他の従事者に委ねて、はたして100%安心なのだろうか。

こうしたことを考えると、カードは常に自分の目の前でカードリーダーを
使ったり、確認したりして欲しい。
そして確認が終わり次第、速やかに返してほしい。

2018年7月13日の私のブログに、マレーシアでスキミングに
遭ったことを書いています。
その時にカードを使ったのは2回、ツインタワービルのブランド物の
お店と、帰りの空港内でお菓子を買った時だけだ。
空港内では目の前でカードリーダーを使ったので問題ないと思う。
ブランド物のお店は、店員が私のカードを店の奥に持っていって処理した。
こちらは怪しいと今も思っている。
どんなカードでも、自分の手元を離れてしまうのは危険が伴う。

マイナンバーカードを使用する場合に、こうした危険性を考えて
対処してくれているのだろうか。
情報漏れ、スキミング、誤って他の人にカードが渡されてしまう・・・。
紐付けが多くなればなるほど、こうした心配は増えて
いくのではないだろうか。

2018年7月13日の私のブログ「知らぬ間に 遠隔操作される恐怖」
            ↓
「13,4年前(2004年)に、私はマレーシアでスキミングの
 被害に遭った。
 帰国してから保険会社の電話で、私のカードが大阪の電気店で
 使われたことを知った。
 男性で名前が全く異なるのに、カードが使われたのだという。
 私がマレーシアでカードを使ったのは2回、ツインタワービルの
 ブランドもののお店と空港でお菓子を買った時だけだ。
 空港では目の前のレジで使ったので、こちらは問題ないと思う。
 当時はカード番号と有効期限だけ分れば、いくらでも悪用できたのだ。
 もちろん私は被害額を請求されることはなかった。

 こんなことがあって直ぐに8文字の スーパーI 社でそのカードで
 買い物したところ、レシートにカード番号、有効期限、そして
 名前まで印字されているではないか。
 このレシートだけで偽造カードが作れるのですよ、と I 社に
 電話したところ、すぐに対処してくれた。
 13,4年前はこんな無防備だったのだ。」(引用ここまで)

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