今日のうた

思いつくままに書いています

音楽は なくてはならないもの

2020-04-24 08:55:12 | ⑤エッセーと物語
私は常日頃から、通院や買い物以外は家にいる。
外出自粛は、アクティブに外出していた人が慣れるまでは大変だが、
自分ではそんなに困らないと思っていた。
ところが24時間、目に見えないものの恐怖に怯え、手を洗ったり
身の回りをアルコール消毒したりしていると、心が病んでくるのが分かる。
何をしてもつまらない、何もしたくない、根気がなくなり、
直ぐに放り出してしまう・・・。これってコロナ鬱?
うつうつとしていた私を救ってくれたのは音楽だ。

DVDを借りて、「グリーンブック」と「蜜蜂と遠雷」を観る。
2つともピアニストの物語だが、観終わって心がワッと軽くなった。

4月22日の「NEWS23」では、「Global Citizen2020 TOGETHER AT HOME」
のことを放送していた。
1985年にはアフリカの飢餓撲滅キャンペーンで、世界のさまざまなアーティストが
「We are the world」というレコードを出してチャリティを行った。
これはその新型コロナウィルス版だ。
チャリティが当たり前になっているアメリカなどを羨ましく思う。
まさに音楽は世界を救う、だ。
こんな時こそ、人間にとって音楽が必要なのだ。
               

新型コロナのことでも、フランスは芸術家に対して手厚く補償している。
それに比べ日本はどうかと言うと、あまりにもお粗末だ。
芸術を粗末にする国は、文明国とは言えない。
あと半年?1年?2年?コロナの感染は収まらないかもしれない。
こんな時こそ、音楽やあらゆるジャンルの芸術や娯楽などに助けられながら、
生きていくしかないだろう。

最近、一番はまっている曲は、米津玄師の「でしょましょ」です。
歌詞の一部を引用させて頂きます。

  如何でしょ あたしのダンスダンスダンス ねぇどうでしょ?それなりでしょ?
  一人きり 見よう見まねで覚えたよ 凄いでしょ?  ・・・・・・

  異常な世界で凡に生きるのがとても難しい
  令月にして風和らぎ まあまあ踊りましょ

  非常にやるせないことばかりで全部嫌になっちゃうな
  今日はいい日だ死んじゃう前に なあなあで行きましょ
  るるらったったったった (引用ここまで)


「Global Citizen2020 TOGETHER AT HOME」

①Lady Gaga performs "Smile" | One World: Together At Home
            ↓
https://www.youtube.com/watch?v=cCNM706Iv8M

②Celine Dion, Andrea Bocelli, Lady Gaga, Lang Lang, John Legend perform
  "The Prayer" | OW:TAH
         ↓  
https://www.youtube.com/watch?v=SYJCYr1I-Sk

③The Rolling Stones perform "You Can't Always Get What You Want" | |
  One World: Together At Home
          ↓
https://www.youtube.com/watch?v=N7pZgQepXfA



※ローリングストーンズのタイトルを見る限り、「欲しいものは必ずや手に入るとは
 限らないんだよ」という意味か。
 これまで何でも欲しいものを手にしてきた若者への、年長者からのメッセージに思えて
 泣きそうになった。

 「洋楽譯解」から訳の一部を引用させて頂きます。
 2016年の大統領選で、トランプがキャンペーンとして使ったそうです。
 ローリングストーンズはこれに抗議したそうですが、無視して使ったようです。

  欲しいものが手に入るとは限らない
  必ず得られるなんて事はない
  求めたからってダメな時もあるんだよ
  でもそうやってる内に、本当に必要なものは
  手にしてるってふと気付くかもね        (引用ここまで)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

院内感染 ②

2020-04-22 09:27:29 | ⑤エッセーと物語
長くなったので分けます。

追記1
4月16日の「荻上チキ・セッション22」に、韓国に永くお住いの伊東順子さんが出ていた。
韓国では国民向けのマスクや医療従事者への防御服などは足りているという。
(ちなみに韓国の感染者数は現在、1日全国で30人にも満たないという。)
なぜ韓国が、新型コロナウィルスをここまで抑え込むことが出来たのか、
そのヒントがあった。

徹底したPCR検査、そしてスマホと日本のマイナンバーカードに当たるもの、
それとクレジットカードの活用がキーのようだ。
マスクは国が買い取り、マイナンバーカード(仮にこう呼ぶ)で必要な人への供給を
国がコントロールする。医療従事者への防御服等しかり。
感染者情報は、国民それぞれのスマホに送られてくる。
たとえば感染者があるコンビニで買い物をした場合に、同じコンビニで買い物をした
人のスマホには「あなたは今、濃厚接触者になった疑いがあります。
PCR検査を受けるなど、感染には十分に気をつけてください」、と。
そのコンビニは3日間営業停止になり、消毒されるという。

こうしたことが可能なのは、国との信頼関係があるからだ。
情報が国につつぬけになっても、国に守られている安心感がある、と
伊東さんはいう。(引用ここまで)

日本でこうしたことが可能であるとは思えない。
昨今の文書の隠蔽・改ざん、廃棄などなど、などなど、などなど、などなどを見れば、
火を見るより明らかだ。
私はいまだにスマホを持ちたくないし、マイナンバーカードも持ってはいない。
(2020年4月17日 記)

追記2
生協に入っていると、毎月「生活と自治」という小冊子が届く。
その中の辺見庸さんの『新・反時代のパンセ』を楽しみにしている。
5月号の次の言葉が心に響いたので、引用させて頂きます。

「新型コロナ禍がいま、政治、経済、社会、文化的に世界をどれほど激しく
 変容させているか、コロナの災厄が終息すればものごとはおおむね
 ”正常化”するのか・・・については大いに関心がある。
 結論から言えば、わたしはきわめて、きわめて悲観的だ。
 国家権力というものは「危機」を養分にして
 肥えつづけるものだからだ。

(2020年4月21日 記)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

院内感染 ①

2020-04-11 10:41:50 | ⑤エッセーと物語
東日本大震災の時は、足下の地盤が崩れるのを感じた。
新型コロナウィルスが蔓延する今、いくら繁栄を誇ってはいても
いかに世界が脆いものであるかを痛感している。
こうした中で、国によってコロナへの対処方法が異なるようだ。

韓国は徹底的にコロナ感染検査を行い、現在9割の感染源が特定できるという。
日本はオリンピック開催問題が重なり、徹底的に検査を回避してきたように感じる。
その結果、東京の感染源は77%が不明だ。(4月11日現在)
情報公開の良し悪しはあるが、それでも韓国は情報に守られていると思う。
一方、日本では「人を見たらコロナと思え」といった疑心暗鬼がはびこって、
人々の心を苛んでいるように感じる。

いまだにPCR検査を受ける基準が、
37・5度以上の発熱が4日以上続き、咳や息苦しさ、
 だるさを感じている人

となっている。
無症状で感染をまき散らしている人が、大勢いるのが分かってきている今になっても、だ。

PCR検査を希望して受けられる人は、東京で2・3%、全国で5%
という。これでは殆どの人が受けられないはずだ!

是非ともメディアは、
感染者数を報告する場合は、PCR検査数も併記して欲しい。


私が通院している病院は、お隣の県にある大きな病院だ。
ここは救急外来をしていて、具合が悪くなると24時間診てもらえる。
この安心感は、呼吸器疾患がある人にはなくてはならないものだ。
先日、テレビでオンライン診療のことを聞いたので、
この病院でもしていないかHPを検索した。すると、
なんとこの病院で3月27日にコロナ感染者が出て以来、感染者が13人になり
患者2人が亡くなっているという。
そして4月の中旬まですべての診察を中止して、閉院しているというのだ。
ほとんどこの病院に頼ってきた私は、狼狽した。
それにしても、いくらお隣の県とはいえ、朝日新聞には千葉版も含め
何の情報も載っていなかった。
HPを見なければ知らないで、予約日に通院していたことだろう。

こんな時に(というよりこんな時だからか)、急に喉が痛くなり、
咳が出て息苦しくなり、慌てた。
どの病院に行ったらよいのか分からなかったので、もよりの保健所に相談した。
感染源と思われているいくつかの場所に行ったことがあるか、との質問が続いた。
どれも行ったことがないと答えると、それなら自分で病院を探してください
とのことだった。熱は聞かれなかった。
感染源が不明の感染者や、無症状の感染者が多いにもかかわらず、だ。

私の住んでいる市の大きな病院に電話して、これまでの経緯を話すと、
普通に受付をして欲しいと言われた。
受付を済ますと、発熱外来なる部屋に連れていかれ、熱がないので
普通に耳鼻科を受診してくださいとのことだった。
コロナのPCR検査をしたいと言うと、
大病院で高熱があり、肺炎を起こしている人しか検査できませんよ。
 うちのような小さな病院では無理です

とのことだった。それではどこなら検査ができるのですか、と聞くと
「あまりコロナ、コロナ言うと、病院から出て行ってもらいますよ」とのこと。

その後、抗生物質のお陰で喉の痛み等は緩和されたが、もし私がコロナに
感染していたら、どれだけ多くの人を感染させていたことだろう。
今すぐに、これまでの検査マニュアルを見直して、
 疑わしきは検査する

ということをしない限り、院内感染は収まらないだろう。

検査を多くすれば医療崩壊が起きると言われてきたが、今こそ
PCR検査を徹底的にして、症状の軽い人は国や県などが用意した
 施設やホテル等に収容し、症状が重い人は入院させる。
 こうした措置を速やかに行わないと、医療従事者の感染が増加し、
 医療崩壊が起きてしまうだろう。
 まずはドライブスルーでの検査を徹底的に増やして欲しい。


今を逃したら、アメリカやヨーロッパのような感染拡大を起こすことは、
火を見るより明らかだ。
医療従事者のマスク等の資材不足は深刻だ。
 一番感染して欲しくない人たちが、一番の危機に晒されている。
 国は総力を挙げて取り組んでいるか。
 こういう時にこそ、国民のために大いに税金を使うべきだ。
 そのために国民はずっと血税に我慢してきたのだから!


ちなみに布製のマスクが1世帯2枚、送られてくるそうだが、
要らない場合はどうすればいいのか。私は使わない。
その分、医療用マスクに使って欲しかった。

ホームレスの人たちにはマスクは届かないということなので、
次の住所に送ることにしました。(送料は自己負担です)

805-0015
北九州市八幡東区荒生田2-1-32
ホームレス支援全国ネットワーク

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする