今日のうた

思いつくままに書いています

月曜日が待ち遠しい

2023-08-22 09:49:37 | ⑤エッセーと物語
月曜日が待ち遠しい!
それはテレビドラマ「真夏のシンデレラ」が放送されるからだ。
岩井俊二監督「ラストレター」を観てから森七菜のファンになった。
この時弱冠18歳で、すでに主役を食っている。
これは天性のものなのだろうか。
本人の努力もあるだろうが、いくら努力してもヘタのままの人もいる。
将来、森七菜は樹木希林のように日本映画をしょって立つ役者になると
思うが、残念ながら見届けることができない。
2021年2月25日の私のブログ「チイファの手紙」の
追記1と2に書いています。
               ↓
https://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/fee2e655ac37f3d878dd6caa5138532d

2024年3月には山田智和監督の映画「四月になれば彼女は」が
公開される。
森七菜が出演するのはもちろんだが、山田智和の初監督作品ということで
今から楽しみだ。
彼の名前は米津玄師のMV(ミュージックビデオ)で知った。
2020年8月9日の私のブログ「STRAY SHEEP」の追記4に
書いています。
                   ↓
https://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/e4fc1b518882660334d94ee090831c58

中村文則原作の映画「銃」を観てから、広瀬アリスのファンになった。
2019年9月3日「自由思考(3)」の追記1・2・3に書いています。
            ↓
https://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/0f12bc79e44c510f9711d31937bac140

広瀬アリスがCMに出演していた「淡麗グリーンラベル」を飲んでいたのだが、
今は「SPRING VALLEY」のCMに出演しているので、このビールに替えた。
泡がクリーミーで気に入っている。ささやかな押し活です。

老い先が短くなってくると、若い才能がいとおしい。
彼らのこれからが楽しみだ。

追記
「真夏のシンデレラ」が終わってしまった。
50年前に遡ってときめくことができた。
市東(しとう)さやかの脚本が素晴らしく、登場人物の一人一人を
丁寧に描いている。
心に残るセリフがいくつかあるが、中でも最終回のシングルマザーの
言葉が心に染みた。
九州への転勤が決まった恋人の、「結婚して一緒についてきて欲しい」
との言葉に、彼女はこう答えるのだ。
「(小学生の)息子が大好きな人がたくさんいるこの町で子育てしたい。
 だからここで頑張ってみる。」 

ドラマ「探偵が早すぎる」で目をつけていた荻原利久(りく)もいい。
最終回に、彼女のいる海岸に走っていく姿がよかった。
歩き始めの幼児のようで、あんな走り方ができる人はめったにいない。
結局、東大を出ても自立できない男たちが、力強く生きている女性たちの
力を借りて、自立に向かって一歩踏み出す物語だった。
森七菜の可愛さがいっぱいのドラマでした。
(2023年9月22日 記)

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性加害

2023-07-28 04:43:33 | ⑤エッセーと物語
今は深夜2時、67年前の出来事が蘇る。
それは小学校に入学して間もない頃のことだ。
小学校は国道51号線沿いにあり、当時は舗装されていなかった。
そのためダンプカーが通るたびに砂埃をあげるので、
後ろを向いて手で顔を覆わなければならなかった。
急な坂道を30分は歩かなければならないので、
3月生まれの私を父は心配していた。

あの日、友だち二人と下校途中のことだ。
急にトラックが止まり、男が親しげに話しかけてきた。「乗ってけよ」
友だち二人が笑っているので、私はてっきり二人の知り合いだと思った。
いくら小学一年生とはいえ、運転席に三人立つには狭い。
男は私に助手席に坐れと言う。二人は立ったままだ。
ここからは細部が不確かなのだが、男は運転しながら私の太腿に手を置いた。
ガムを噛んでいたのか「甘いだろう」と言って、私の口に唾液を入れた。
当時の私は一瞬のことで、何が起きているのか分からなかった。
その後、通学路より少し外れたところで降ろされた。
今にして思えば乗った場所と降りた場所は覚えており、男はずっと
運転していたので、車の中にいた時間は3、4分だったと思う。

その日の夕方に、家に警察官がやってきた。Tちゃんの親が通報したようだ。
私は何を聞かれても「ええとね、ええとね」としか言えなかった。
「この子はしっかりしてないし、Tちゃんの方がしっかりしているから
 Tちゃんに聞いた方が早いですよ」という母の言葉ははっきり覚えている。
そのTちゃんによると、国道沿いにおまわりさんが立っているのが見えて、
それで男は少し行った所で私たちを降ろしたのだという。
おまわりさんが立っていなかったら連れていかれるところだったそうだ。

このことを亡くなった両親以外は知らない。
子ども心にも「言ってはいけないこと」だと思っていたのだろう。
大人になっても自分が汚れるようで、私は誰にも言わなかった。
もしかしてあのことは、本当にあったことではないかもしれない、
と思ってもきた。
だがジャニー喜多川の性加害報道を観るにつれ、当時の記憶が蘇ってきた。
背中を蚯蚓が這いまわるような気持ち悪さだ。

被害者にも落ち度があると言う人がいるが、それは間違いだ。
「知らない人の車に乗ったアンタが悪い」という自己責任論は
加害者を利するだけだ。
何もわからない子どもへの性加害は、全面的に加害者が悪い。
子どもは悪くないし、それを周りに言えなかったとしても
何ら責められることはない。
67年前の出来事も、Tちゃんというしっかりした子がいたから
警察沙汰になったが、私一人では親にも言えなかったかもしれない。
その後も性加害者は見つかっていないが、今は死んでいるであろう男を
私は今も憎いし、絶対に赦さない!
子どもの頃には気づかなかった傷口が、67年経って「パカッ」っと
口を開くことがあるのだ。

これはこの国全般に言えることだが、隠蔽、言い訳、誤魔化し、先送り
からは何も生まれない。
ジャニー喜多川の永年にわたる性加害は決して赦されることではない。
全容が解明されることを強く望みます。
そして被害に遭われた人たちの傷が少しでも癒えることを祈っています。

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ワクチン接種ができない!

2023-01-16 14:01:51 | ⑤エッセーと物語
昨年はお読みくださりありがとうございます。
お陰様で体の力が少しずつではありますが、戻ってきました。
喘息と違い、肺炎は治ってからも体へのダメージが予想以上です。
いくら食べても贅肉貯金はそれほどは増えません。
ウォーキングも息切れがするので、春まで待とうと思います。

ラジオ体操はこれまで通り続けています。
それと昨年の後半から誤嚥しそうになることが多くなったので、
YouTubeで近畿大学の公開講座「誤嚥を防ぐための体操(?)」を
朝晩続けています。
父が誤嚥性肺炎が原因で73歳で亡くなったことも影響しています。
ラジオ体操も誤嚥を防ぐ体操もたった数分なので負担にはなりません。
あせらずにボチボチいこうと思います。

YouTubeの「毎日やろう!おうちでのどトレ! 嚥下トレーニング協会」
の動画は最初はハードに感じますが、かなり効果がありました。

肺炎が苦しいということが身に沁みて分かったので、早速5回目の
新型コロナワクチン接種の予約について市役所に問い合わせを
しようと思いました。
ところが今朝(1月16日)の市の広報に
オミクロン株対応のワクチン接種は一人一回まで
とあるではありませんか。
納得が行かず市役所に尋ねました。
私は昨年(2022年)の9月に4回目となる新型コロナワクチン接種を
受けましたが、これがオミクロン株対応でした。
よって以後のワクチン接種はできないと言われました。
政府はワクチン接種を奨励しておきながら、これからのことは
何も決まっていないとのこと。
国からの指示がないと市町村は何もできません。
市の職員の方も困っていました。

新型コロナ感染者数が日に日に増加し、一か月の死者数が1万人を
超える異常事態にあっても、政府は今後も無策を貫くのだろうか。
最近の新型コロナによる死者は、60歳以上が97%を占めるという。
高齢者人口の抑制に役立っているとでも思っているのだろうか。

防衛費にはいくらでも税金を使うが、国民の健康にかかわる
お金は出せないとでも言うのだろうか。
今は新型コロナが2類に分類されているが、
近々インフルエンザ並みの5類になる。
そうなるとワクチン接種どころか新型コロナの治療にかかわる
費用は自費になる。
政府はそれを待っているのだろう。

政治家はコロナに罹っても手厚い医療が約束されている。
私たち庶民は救急車を呼んでも入院先が見つからず、
苦しみながら死を待つしかないのだろうか。
防衛費と外遊、そしてG7しか頭にない岸田さん、お答えください。

追記1
下の人気記事にあるフォトチャンネルの、「ch301381ふたりご 」と
「ch301426新しいチャンネル」は私が作ったものではありません。
クリックしないでください。

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秋の一日

2022-12-11 09:28:45 | ⑤エッセーと物語
11月13日(日)の明治神宮は天気の崩れもなく賑わっていた。
菊花展が開かれ、大安ということもあり結婚式や七五三、
そしてお宮参りに参列する人たちが列をなしていた。
外国人観光客もかなり戻ってきたようだ。

このコロナ禍での3年間を私は人一倍気をつけてきたつもりだ。
買い物は週1回のまとめ買いをし、通院以外は極力家にいた。
外食も感染者数が減った時期に天せいろを食べたきりだ。
だが今回はどうしても参列したかった。
娘たちは感染者の多い地域で暮らしている。
感染者数が急激に増えている今の状況を考えると、この機を
逸したらもう孫には会えないかもしれないという焦りがあった。

孫の七五三はどこに行っても人・人・人の山で、待たされること
待たされること。
写真室ではマスクの痕がつくので取って待つよう指示された。
いつもはあんなに神経質になっているのに、簡単にマスクを
外してしまった。
食事は失礼して帰ってきたのだが、電車の中で咳込んでしまい、
慌ててバッグに付けた"喘息バッジ”を見えるようにする。

11月17日はブログをアップしたくらいだからいつも通りだ。
11月18日(金)になると熱が出てきた。慌てて新型コロナの潜伏期間を
調べ、買い置きしてある抗原検査キットを取り出す。(1980円 高い!)
これは厚労省のHPに正規のキットが買える薬局として、
いつも利用している院外薬局が載っていたので買っておいたものだ。
だが熱のある身に説明書は分かりづらい。
夫と悪戦苦闘の末、陰性結果が出たので家にあるアセトアミノフェンの
解熱剤を服用し、様子をみることにする。

11月19日(土)になっても熱は上がる一方で、38度台になった。
いつもの病院の発熱外来に連れて行ってもらう。
一人暮らしだったらどうなっていただろう。
医師の特別な許可がない限りPCR検査は行わないそうで、
ここでも抗原検査を受け、陰性判定だった。
アセトアミノフェンの解熱剤と去痰剤を処方されて帰宅する。

11月20日(日)の午後になると熱が39度台になったので、
同じ病院の救急外来に電話をして診てもらうことにする。
ここで初めてPCR検査が行われる。
PCR検査を2回行ったが、検査結果が出るまで隔離病棟に
入院となった。

隔離病棟は想像以上の物々しさで、家から持ってきたものは
病室に入れられず、病室で使ったものを室外に出してはいけないと言われた。
入院の際、「この入院期間中に延命治療を望みますか」との
質問があった。こんなことは初めてだ。
「望みません」と答えたが後になって、もう一人の孫の入試が終わる
来年の春まではどんなことがあっても生きたいと強く思った。
完全防護服の専任看護師が使い捨て食器に盛った食事を運んでくるが
食欲は全くなし。

次の日になりPCR検査が陰性ということで個室に移される。
冷蔵庫よりも大きな機械とダクトがあり、これがウィルスを
外部に出さないための減圧機なのかと納得。
だが作動はしていないとのこと。
作動するとすごい音がするそうだ。部屋全体の圧を下げるのだから
かなりのパワーなのだろう。

X線検査、CT検査、血液検査などの結果、病名は気管支喘息と気管支肺炎
ということで、抗生物質の点滴とネブライザーをすることになる。
とにかく咳が酷く、腹筋を痛めているので寝たまま咳ができない。
ベッドに起き上がり、なるべく負担がかからない体勢で咳をする。
結局、咳は延々と続き一睡もできない。個室でよかった。
だがコロナ患者が出たのかこの部屋も1泊で出され、四人部屋に移される。
咳をする患者はどこでも嫌われるようで、ここでも1、2時間で移動させられ
て別の個室に移る。私の咳にクレームが付いたようだ。
この個室で更に9泊することになるが、計11日間の抗生物質の
点滴で熱が下がり、咳も収まりつつある。

主治医によると私は気管支拡張症で、何でもない細菌でも炎症を
起こしてしまうとのこと。
いつもは町の外れに夫と二人暮らしているのだが、今回は都会の
細菌にやられたようだ。
「もう都会に行くのはやめます」と言うと、
「買い物でも危ない。人が誰でも持っている細菌でも炎症を起こす。
 そしてこれは繰り返す」とのこと。
これからは町の外れで、夫以外の人とは出来るだけ会わずに暮らしていく
しかないのか。
入院中は面会ができず、家に帰ってくると夫は鬱っぽくなっていた。

退院後に診察明細書を見ると「院内トリアージ実施料」なるものが
ある。私もトリアージされたのだ。今回はブラックではなかったが、
次回は分からない。
日本には高熱が出ても自宅療養を強いられている人が大勢いるのだ。
退院して11日が経つが、いまだ半病人の生活を送っている。
今回のダメージはこれまでの最大級で急に老い込み、タイムリミットが
ぐっと近づいたと感じた。
もう外出することも人と会うこともないのだから、洋服も装飾品も
要らない。残された時間で終活をしなければ・・・。

2週間ぶりにお風呂に入るとお腹周りがぺっこり凹んでいた。
半月で54キロあった体重が50キロになっている。
もし最初から50キロだったら46キロになってしまっていただろう。
それでは戦えなかったかもしれない。
私のために贅肉が犠牲になってくれたのだ。
主治医の話では、私が夏によく歩いていたので運動の貯金があって
助かったとのこと。
運動貯金とお腹周りの贅肉貯金が救ってくれたのだ。
それと大袈裟だと言われても抗原検査キットと酸素缶を
買っておいて助かった。
体が弱い人間だからこそ最悪を想定して準備し、生きてきた。
それで72歳まで生きてこられたのだ。

入院中も今も音楽に救われている。音楽を聴いていると何も考えないで済む。
病んだ体も音楽に反応する。

それにしても今回のことで一番驚いたのは、明治神宮の千歳飴の中に
教育勅語が入っていたことだ。
日本はどこに向かっているのだろう。

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薬がない!

2022-11-17 09:35:01 | ⑤エッセーと物語
私は気管支喘息を約32年間患っており、
ずっと気管支拡張剤を服用している。
私にとっては無くてはならない薬だ。
ところが今年の8月(2022年)にいつものように通院したところ、
気管支拡張剤は処方できませんと言われた。
納得がいかず何度も主治医に問い合わせたところ、初診で受診すれば
処方できるかもしれないと言われ、再度、初診で来院し事無きを得た。

その間は不安で不安で娘に連絡したところ、「コロナに罹った時に処方された
気管支拡張剤が2錠残っているから送ろうか」と言われた。
娘に呼吸器の疾患はないので、コロナの感染者にも気管支拡張剤が処方され、
薬が不足したのだろう。11月には通常に処方されホッとしている。

だが安心したのもつかの間、今度は漢方便秘薬が処方できないと言う。
私は高校時代からストレス性の便秘に悩まされている。
だが10年前にやっと自分に合う漢方便秘薬が見つかり、こちらも
無くてはならない薬になった。
薬剤師もなぜ不足しているのか解らないようで、いろいろ問い合わせを
してもらったがどこにも無いという。
そしていつ入るのかも全く目途が立たないという。
酸化マグネシウムや便をやわらかくする薬を薦められたが、
市販品と同様、これではダメなのだ。

ネットを調べても医療従事者でないとHPには入れない。
見える範囲で推測すると、コロナの影響で台湾の物流が停滞し、
原材料が手に入らないのが原因のようだ。
ここまでコロナの影響があろうとは・・・。

新型コロナだけでなくウクライナ戦争でも、ウクライナの人々は
言うまでもないが、世界中の人々が何らかの影響を受けている。
以前「台湾有事は日本有事」と語る政治家がいたが、万が一中国との
戦争に巻き込まれたら、私たちの生活はどうなるのだろう。
薬はおろか食料品、日用品、工業製品などありとあらゆる分野で
影響を受けるのは必至だ。
政治家の一番の仕事は、国民が普通に生活を送れるようにすることだ。
軽々に戦争を煽るような発言は絶対にして欲しくない。

ああ、漢方便秘薬が普通に処方されるのはいつになるのだろう。
朝から失礼しました。

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あいつらは

2022-09-20 08:29:10 | ⑤エッセーと物語
あるラジオ番組で、芸人が高校時代の思い出を語っていた。
それによると彼は千葉県の野球強豪校に入学し、控えだった。
ある時ピッチャーの練習台としてバッターボックスに立たされたという。
ここまでは普通に行われていることだが、違うのはピッチャーが
デッドボールゾーンを確認するために、彼を実験台にしたことだ。
つまり「ここに投げればデッドボールになる」「ここまでだったらぎりぎり
デッドボールにはならない」という見極めのために立たされたのだ。
当然、彼は何度もデッドボールを受けたという。

彼の話から、私は同じ私立高校での30年以上前の出来事を思い出した。
その日、私が教えている教室に断りもなく校長が入ってきたのだ。
そして一番後ろの男子生徒の後頭部を突然持っていた本で殴りつけ、
何事もなかったかのように出て行った。
私は板書していたので、「バン」という音で振り向いた時には
すでに校長の後ろ姿しか見えなかった。

あとでその生徒に事情を聴くと、教科書を読んでいただけだという。
その生徒は目が悪く、目を本に近づけないと読めない。
それで誤解されたのだろうか。
納得がいかないので校長室に事情を聞きに行った。
校長は「生徒が居眠りをしていたのでやった」と答えた。
生徒が強度の近眼で本に目を近づけないと見えないことを言うと、校長は、
「先生、気にせんで下さい。あいつらはいいんです」
だが校長に、生徒に謝って欲しいとはついに言えなかった。
その生徒に「ごめんね。校長に謝ってとは言えなかった」と言うと
彼は「いいんです。慣れてますから」。
私はいまだにあの時の彼の顔を思い出す。
そして校長に「謝って」と言えなかったことを。

私は軍隊のような校風に耐えきれず、1年でその高校を辞めた。
だが生徒は3年間を耐え続けなければならない。
後で卒業生に聞いた話だが、「あの学校で耐えられたら、どこに
行っても通用する」と。

当時、親切な先輩の先生がいて、新米の私にこっそり教えて
くれたことがある。
「この学校はある宗教がはびこっていて、勧誘されるかもしれないので
 気をつけてね」
私は1年で辞めたので勧誘されることはなかった。
後に、私が卒業した高校の先輩にあたる元衆院議員が、この高校の
理事長(創立者)だったことを知った。
そして彼はすでに亡くなっているが、ある宗教団体の千葉会長を務めていた
ことも知った。
もしかしたらあの時の宗教とは・・・と今も疑っている。
(ちなみに旧統一教会ではありません)

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朝日歌壇ライブラリ

2022-09-04 15:30:38 | ⑤エッセーと物語
今朝(9月4日)の朝日歌壇に「朝日歌壇ライブラリ」が載っていた。
           ↓
https://www.asahi.com/special/asahikadan-library/

これは過去の朝日歌壇の入選歌を検索できるというものだ。
検索方法は3つあり、単語・作者・年代で検索できる。
たとえば単語をクリックして「夢」と入れると、504首がたちまち現れる。
これではお題に困ったときに頼りたくなる人が出てくるのではないだろうか。

題詠は苦しんで苦しんでゼロから生み出すものだ。
安易に参考にできるシステムが身近にあると、同じような歌が
量産されやしないだろうか。
AI検索も良し悪しだと思う。
短歌をやめた私が言うことではないが、老婆心ながら。
ちなみに作者をクリックして自分の名前を入れたら4つ歌が現れた。
なんだか複雑な心境だ。

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言い包(くる)められる

2022-07-24 09:26:07 | ⑤エッセーと物語
言い包(くる)める・・・広辞苑によると、言葉たくみに言ってごまかす。
            口先でまるめこむ。
ちなみに「包める」に巧みにあざむく。まるめこむの意味がある。
最近、この種の発言が多くうんざりする。

不正を働いた議員が言う常套句は、「誤解を招いたのだったら申し訳ない」。
おいおい、こっちが誤解したのが悪いとでも言うのかい!

また「両論併記」も問題がある。このことで新聞の批判力は確実に落ちた。
2016年1月10日のブログで中村文則さんが「両論併記」について
書いているので引用します。

「昨年急に目立つようになったのはメディアでの『両論併記』というものだ。
 政府のやることに厳しい目を向けるのがマスコミとして当然なのに、
 『多様な意見を紹介しろ』という『善的』な理由で『政府への批判』が
 巧妙に弱められる仕組み。

 否定意見に肯定意見を加えれば、政府への批判は『印象として』
 プラマイゼロとなり、批判がムーブメントを起こすほどの過熱に
 結びつかなくなる。実に上手(うま)い戦略である。
 それに甘んじているマスコミの態度は驚愕(きょうがく)に値する」
                        (引用ここまで)

また「野党は批判ばかりだ」という言葉に過剰に反応した国民民主党の
玉木雄一郎氏は、「提案型野党」を提唱した。
それにより野党としての役割を放棄したと言っても、過言ではないだろう。
はたして国民民主党は本当に野党なのだろうか。

立憲民主党の泉健太代表は、連合の芳野友子会長に「共産党との共闘は
できない」と言われると、せっかく機能していた野党共闘を
簡単に反故にした。こんな繊細な神経で、本当に政権交代を
狙っていけるのだろうか。

また「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」と言い換えることも、
物事の本質を誤魔化そうとしている。
「敵基地攻撃能力とは、日本を攻撃しようとする外国のミサイル
 基地などをたたくこと」だ。
攻撃対象にはミサイル基地だけでなく、指揮統制に関する機能も含まれる。
「攻撃しようとしている」との判断はどうやって下すのか。
もしその判断が間違っていたらどうするのか。
「反撃能力」と言い換えることで、日本が武力攻撃を受けた際に
防衛力を行使する能力、と勘違いしている人があまりにも多い。
そうでなければ「反撃能力を持つことに賛成の人の割合が、
50%になるとは考えにくい。
反撃とはそもそも、「攻撃を受けた者が逆に攻撃に転ずること」をいう。
攻撃を受ける前に相手の基地をたたくことを、反撃とは言わない。

今回の選挙で私は森ゆうこ氏を応援していたので、落選はショックだった。
立憲民主党に物申したく、意見するにはどうしたらいいのかを
立憲民主党に尋ねたところ、一向に返事がない。
国民の意見を聞こうという気が、はじめからないのだろうか。
こんなことなら「パートナーズ」をやめようと思う。

忖度ばかりしている野党は要らない。
保守に走る野党は要らない!

泉氏は、国の危機より自らの保身の方が大事なのだろうか!
今がどんなに重要な時なのかを分かっていないのでは?

辻元清美氏と小川淳也氏を中心に、本来の野党の役割を改めて考え直し、
立憲民主党は一から出直して欲しいと思う。

追記1
今回の参院選では立憲民主党も国民民主党も、略称を「民主党」にする
ということは知っていた。
だが投票ブースに入り、掲示で「民主党」が2つあることに
非常に違和感を覚えた
お互いが「民主党」という名称に拘っているということは知っていたが、
こんな子どもじみたことが、はたして通用するのだろうか。

立憲民主党の略称は「立憲あるいはりっけん」とし、国民民主党の略称は
「国民あるいはこくみん」とするのは当たり前のことだ。
そして「民主党」と書いた人の票は、それぞれの得票に応じて
振り分けるべきだ。
次回の選挙では、こんな国民を愚弄した略称は
絶対に使わないで欲しい
(2022年7月27日 記)

追記2
7月29日のTBSラジオ「アシタノカレッジ」に、中村文則さんが
出演されていた。
講演はYouTubeで聴いたことがあるが、対談を聴いたのは初めてだ。
意外と高くて明るい声で話されていた。
その中で「なるほど!」と思った言葉があるので引用させて頂きます。

「メディアが様々な立場で意見を言うのはかまわないが、事件なり出来事が
 起きた場合には、
 まずは基礎情報(明確な物証など)を共有することが大切だ
 基礎情報を共有した上で、メディアはそれぞれの立場で意見を言うべきだ。
 昔は違ったが、最近はあまりにも偏った基礎情報に基づく報道や、
 基礎情報を報じないメディアがある。
 国民はすべてのメディアを見たり聴いたりしているわけではないので、
 これでは基礎情報を共有することが難しくなり、
 判断に誤りが生じてしまうことにもなりかねない」 
                        (引用ここまで)

「基礎情報を共有する」、こんな当たり前のことが今はなおざりに
されている。メディアは直ちにこれを改めるべきだ。

新聞に、中村さんがジャンルを問わず33名の方々との対談を収めた
『自由対談』の広告が載っていた。
ゲストに私の好きな人が多く楽しみだ。
中村さんの声を思い出しながら読んでいこうと思う。
(2022年7月31日 記)

追記3
年を取ると何でもポイポイ忘れてしまう。
中村さんが対談するのを聴いたことがないと書いたが、何度か聴いていた。
「映画『火Hee』特別トーク映像 公開記念 桃井かおり×中村文則×
 又吉直樹」や、確か村田沙耶香さん(?)か西加奈子さん(?)と
楽しそうにお話しされていたのを思い出した。記憶が曖昧ですみません。

市の図書館にリクエストして、『自由対談』を買って頂いた。
真っ白な装丁で、手垢がつかないか、触るのも気が引ける。
読みだしたらこれが面白い。
綾野剛との話が特に面白く、「GANTZ PERFECT ANSWER」の
DVDを借りてしまった。
(2022年8月12日 記)
 
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カードが手元を離れる危うさ

2022-05-30 10:49:36 | ⑤エッセーと物語
先週、いつもの通院だったので、院外薬局で順番を待っていた。
ところが会計が終わっても健康保険証を返してくれない。
「私の保険証は?」と聞くと、「もうお返ししました」とのこと。
どうやら私がトイレに行っている間に、他の人に誤って
渡してしまったようだ。そしてその人はすでに帰ってしまっていた。

私がかかっている病院はどこも保険証の確認をその場ではしてくれない。
しばらく経ってから名前を呼んで、あるいは最後に診察券と
一緒に返されることが多い。
私を含め高齢者は耳が遠くなるし、眼も悪くなる。
こうしたミスは充分起こり得る事だ。

その後、院外薬局の職員が誤って持ち帰った人の家を訪れて
保険証を返してもらい、私の家に郵送してくれた。
今は知らないが、昔は保険証でサラ金からお金が借りられた。
もし持ち帰った人が悪い人だったら、と思うとぞっとする。

今朝、ラジオを聴いていたら、2024年には保険証を廃止して
マイナンバーカードで代用する案が出ているという。
マイナンバーカードは保険証と違って、これからもいろいろなものが
紐付けされていくそうだ。
誤って他人のマイナンバーカードを手にすることも十分考えられる。
人間は性善説ではできていない。
そうした場合に、つい魔が差して・・・ということも無きにしも非ずだ。
いくら写真が貼ってあるからと言って、本人確認を医療従事者や
他の従事者に委ねて、はたして100%安心なのだろうか。

こうしたことを考えると、カードは常に自分の目の前でカードリーダーを
使ったり、確認したりして欲しい。
そして確認が終わり次第、速やかに返してほしい。

2018年7月13日の私のブログに、マレーシアでスキミングに
遭ったことを書いています。
その時にカードを使ったのは2回、ツインタワービルのブランド物の
お店と、帰りの空港内でお菓子を買った時だけだ。
空港内では目の前でカードリーダーを使ったので問題ないと思う。
ブランド物のお店は、店員が私のカードを店の奥に持っていって処理した。
こちらは怪しいと今も思っている。
どんなカードでも、自分の手元を離れてしまうのは危険が伴う。

マイナンバーカードを使用する場合に、こうした危険性を考えて
対処してくれているのだろうか。
情報漏れ、スキミング、誤って他の人にカードが渡されてしまう・・・。
紐付けが多くなればなるほど、こうした心配は増えて
いくのではないだろうか。

2018年7月13日の私のブログ「知らぬ間に 遠隔操作される恐怖」
            ↓
「13,4年前(2004年)に、私はマレーシアでスキミングの
 被害に遭った。
 帰国してから保険会社の電話で、私のカードが大阪の電気店で
 使われたことを知った。
 男性で名前が全く異なるのに、カードが使われたのだという。
 私がマレーシアでカードを使ったのは2回、ツインタワービルの
 ブランドもののお店と空港でお菓子を買った時だけだ。
 空港では目の前のレジで使ったので、こちらは問題ないと思う。
 当時はカード番号と有効期限だけ分れば、いくらでも悪用できたのだ。
 もちろん私は被害額を請求されることはなかった。

 こんなことがあって直ぐに8文字の スーパーI 社でそのカードで
 買い物したところ、レシートにカード番号、有効期限、そして
 名前まで印字されているではないか。
 このレシートだけで偽造カードが作れるのですよ、と I 社に
 電話したところ、すぐに対処してくれた。
 13,4年前はこんな無防備だったのだ。」(引用ここまで)

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"題詠blog" に救われた !

2022-04-15 09:50:31 | ⑤エッセーと物語
2007年の7月に健康診断を受けたところ、大腸の精密検査を
受けるようにとの通知がきた。
初めてのことで夜も眠れないほどショックだった。
居ても立っても居られず、うろ覚えの「題詠マラソン」を検索していた。
「題詠マラソン」は「題詠blog2007」に替わっていた。
この催しは誰でも参加でき、100のお題を10ヶ月の間に
順番通り1首ずつ詠み進めるものだ。
トラックバックのやり方も分からないまま、その場でエントリーした。

 まるまれるタラコのやうに写りゐる
 大腸ポリープ1・5センチ

その後2日間入院することになり、その間もひたすら歌を詠んだ。
気がつくと24日で完走していた。
歌を作っているとすべてが忘れられた。

2022年の4月、5年ぶりに大腸の内視鏡検査を受け、
当時と同じような大腸ポリープが見つかり入院となった。
今はラジオを聴く以外にすることがない。
あまりにも下手で非公開にしていた「題詠blog2007」を、
懐かしくなり公開します。

現在も五十嵐きよみさんはフェイスブックで、
「題詠100首★会場」を主催されているようです。

それにしても、2泊3日で入院したのだが、入院する際
PCR検査も、抗原検査も、抗体検査も行われなかったのには
はっきり言って驚いた。
なぜ日本は今もPCR検査後進国なのだろう!!!

これは私感だが、新型コロナが流行りだした頃に、
「東京オリンピックを控え感染者数が増えてはまずい」と
考えたお偉いさんが、「PCR検査数が増えると医療現場が逼迫する」
ということを国民に周知させたのが原因ではないだろうか?
その名残が今も続いているのでは?
日本では一旦決めたことを覆すのがいかに難しいかは、歴史が教えている。
こう考えないと、どうしても納得できない。

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音楽とラジオは 真の友

2021-04-12 08:35:04 | ⑤エッセーと物語
眼の痛みと頭痛の原因は、眼圧が高くなったことに因るものでした。
眼圧を下げる目薬を更に追加したところ、だいぶ和らぎました。
目は大切だと思い知りました。

こうなるとラジオと音楽が真の友です。
「NEWS23」のエンディング曲が「スピッツ」の「紫の夜を越えて」に
なったということで、ボーカルの草野マサムネさんに
インタビューしていました。

「スピッツ」は娘たちが高校時代に聴いていたバンドです。
私は50歳で仕事を辞めるまで、音楽を聴く余裕はありませんでした。
それでもさびの部分は覚えています。
娘たちと一緒に音楽を楽しめなかったことが悔やまれます。
今、70年代、80年代、90年代の曲を聴きながら、
青春を取り戻しています。



※自分が撮った写真をアップしても、侵入される危険性が
 あるようなので、写真を載せるのを止めます。


追記
2021年「通販生活 盛夏号」の付録に、次の言葉があった。
「目の寿命は70年、ご存知でしたか?
 白内障や加齢黄斑変性など、失明につながる目の病気は
 70歳を超えれば8割以上の人がかかります。
 つまり、目の寿命はせいぜい70年。平均寿命よりも短い」

やっぱり! 70を超えた頃から目の疲労度が増したように感じる。
老後は読書三昧をと考えている人も、その頃には目が付いて
いかなくなるかもしれない。
もっと衝撃的だったのは「ラジオ深夜便」での眼科医の言葉だ。
「私たちが子どもの頃は、目をそんなに使わなかった。
 だが今の子どもたちは、ゲームやらスマホやらで目を酷使している。
 将来、歳をとってから失明する人が増えるかもしれない」

寝たきりになるよりも、目が見えなくなるほど辛いことはない。
目を労わらなくてはと思った。
(2021年7月5日 記)
 
  

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書きたい映画や小説はあるのですが・・・

2021-04-03 08:25:53 | ⑤エッセーと物語
書きたい映画や小説はあるのですが、目の調子が悪く、
それに伴い頭痛がするので、しばらくブログをお休みします。
こういうご時世なので、くれぐれもお体にはお気をつけください。




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歌手 友川カズキ

2020-08-21 14:09:52 | ⑤エッセーと物語
朝日新聞の文化・文芸「語るー人生の贈りものー」で友川カズキを知る
私と同じ70歳。職業は、歌手・詩人・画家・役者。
若い頃の写真を見ると、人懐っこく、真っ直ぐな目をしている。
こんな目をした人は最近ではあまり見かけない。
そしていろいろな人に愛されてきた人のようだ。
興味が湧いたので調べてみた。

秋田出身で大島渚・中上健次・ちあきなおみにも愛されたそうだ。
YouTubeで「生きてるって言ってみろ」と「死にぞこないの唄」を聴く。
魂が震えるのではなく、魂が揺さぶられてしまうほどの強烈な歌だ。
聴き手の存在を脅かすほどの凶器(狂気ではない)を持った歌だ。

YouTUbe「生きてるって言ってみろ」
       ↓
https://www.youtube.com/watch?v=6njISdzp7J8

YouTube「死にぞこないの唄」
      ↓
https://www.youtube.com/watch?v=RssR_ckdDX0


ちあきなおみが彼に惚れ込んで歌を作ってもらったそうだ。
1977年のNHK紅白歌合戦で歌ったようだが、私は聴いていない。
あまりの迫力に、NHKもびっくりしたのではないだろうか。
ウィキペディによると、白組司会者が「なんとも気持ちの悪い歌ですねえ」
と、番組の中で言ったという。
歌を聴いての感想は人それぞれだが、友川がこのことを43年経った今も
語っているのだ。こうした自分の感想を押し付けるNHK司会者の発言は、
浅慮・傲慢という他はない。

その「夜へ急ぐ人」の歌詞の一部を引用させて頂きます。

 勇気で終わる恋もありゃ
 臆病で始まる恋もある
 かんかん照りの昼は怖い
 正体あらわす夜も怖い
 燃える恋ほど脆(もろ)い恋   (引用ここまで)


彼はジャニス・ジョプリンや岡林信康が好きだそうだ。
私もワイヤレススピーカーなるものが手に入ったので、心置きなく
毎日ジャニス・ジョプリンを聴いている。
学生時代に「ジミヘン」と言われていたものが、ジミ・ヘンドリックだ
と知り、こちらも聴いている。
魂が揺さぶられる音楽はすばらしい。
また、友川カズキの映画「どこへ出しても恥ずかしい人」が
上映されているようだ。こちらも是非、観てみたいものだ。  (敬称略)

YouTube ちあきなおみ「夜へ急ぐ人」 (映像が鮮明ではないです)
      ↓
https://www.youtube.com/watch?v=zCBV9IcSxIk


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すべての教育の場にエアコンを!

2020-06-17 08:28:20 | ⑤エッセーと物語
二十年以上前になるが、高校で教えていた時にオーストラリアからの
ALT(外国語指導助手)に次のように言われたことがある。
「なんで日本では真夏にエアコンなしで授業することに、父兄は抗議しないの。
なんで生徒たちは授業をボイコットしないの。」
オーストラリアでは教室にエアコンとホワイトボードがあるのは常識で、
それを満たしていない時は、生徒たちに授業をボイコットする権利が
あると言うのだ。

梅雨明け十日は特に暑い。狭い教室に4、50人もの生徒たちが
エアコンなしでいたのでは、汗がしたたり落ちるほどだ。
それでも例年ならすぐに夏休みが待っているから我慢ができた。

だが今年の夏休みは新型コロナの影響で、かなり短縮されるという。
ならば余計に空調(冷房)は必要不可欠だ。
自治体の財政力で設置に差があるようなことは、絶対にあってはならない。

新聞に大型冷風扇を使えば移動させて使うことができるとあったが、
前からは冷気が出ても後ろから排熱が出たのでは、かえって暑くなる。
政府はこういう時にこそ、国民のために税金を使って欲しい。

予備費10兆円の一部を回せば、教室・特別教室・体育館等のすべてに
空調を設置できる。
それに忘れてならないのは給食室です。

今後、体育館は避難所として使うことがあるかもしれない。
その時は、そのまま空調が使える。

空調工事は時間がかかるので、すぐにでも予算を付けて取りかかって欲しい。
それと強力な空気清浄機が必要なのは、言うまでもない。
子どもたちが少しでも快適に授業を受けられるようにして欲しい。
それがせめてもの大人の務めだと思う。

「暑さに耐えるのも教育」などと、門外漢には言って欲しくない。
子どもたちの命がかかっているのだ。

国会を閉会している場合ではない!  

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音楽は なくてはならないもの

2020-04-24 08:55:12 | ⑤エッセーと物語
私は常日頃から、通院や買い物以外は家にいる。
外出自粛は、アクティブに外出していた人が慣れるまでは大変だが、
自分ではそんなに困らないと思っていた。
ところが24時間、目に見えないものの恐怖に怯え、手を洗ったり
身の回りをアルコール消毒したりしていると、心が病んでくるのが分かる。
何をしてもつまらない、何もしたくない、根気がなくなり、
直ぐに放り出してしまう・・・。これってコロナ鬱?
うつうつとしていた私を救ってくれたのは音楽だ。

DVDを借りて、「グリーンブック」と「蜜蜂と遠雷」を観る。
2つともピアニストの物語だが、観終わって心がワッと軽くなった。

4月22日の「NEWS23」では、「Global Citizen2020 TOGETHER AT HOME」
のことを放送していた。
1985年にはアフリカの飢餓撲滅キャンペーンで、世界のさまざまなアーティストが
「We are the world」というレコードを出してチャリティを行った。
これはその新型コロナウィルス版だ。
チャリティが当たり前になっているアメリカなどを羨ましく思う。
まさに音楽は世界を救う、だ。
こんな時こそ、人間にとって音楽が必要なのだ。
               

新型コロナのことでも、フランスは芸術家に対して手厚く補償している。
それに比べ日本はどうかと言うと、あまりにもお粗末だ。
芸術を粗末にする国は、文明国とは言えない。
あと半年?1年?2年?コロナの感染は収まらないかもしれない。
こんな時こそ、音楽やあらゆるジャンルの芸術や娯楽などに助けられながら、
生きていくしかないだろう。

最近、一番はまっている曲は、米津玄師の「でしょましょ」です。
歌詞の一部を引用させて頂きます。

  如何でしょ あたしのダンスダンスダンス ねぇどうでしょ?それなりでしょ?
  一人きり 見よう見まねで覚えたよ 凄いでしょ?  ・・・・・・

  異常な世界で凡に生きるのがとても難しい
  令月にして風和らぎ まあまあ踊りましょ

  非常にやるせないことばかりで全部嫌になっちゃうな
  今日はいい日だ死んじゃう前に なあなあで行きましょ
  るるらったったったった (引用ここまで)


「Global Citizen2020 TOGETHER AT HOME」

①Lady Gaga performs "Smile" | One World: Together At Home
            ↓
https://www.youtube.com/watch?v=cCNM706Iv8M

②Celine Dion, Andrea Bocelli, Lady Gaga, Lang Lang, John Legend perform
  "The Prayer" | OW:TAH
         ↓  
https://www.youtube.com/watch?v=SYJCYr1I-Sk

③The Rolling Stones perform "You Can't Always Get What You Want" | |
  One World: Together At Home
          ↓
https://www.youtube.com/watch?v=N7pZgQepXfA



※ローリングストーンズのタイトルを見る限り、「欲しいものは必ずや手に入るとは
 限らないんだよ」という意味か。
 これまで何でも欲しいものを手にしてきた若者への、年長者からのメッセージに思えて
 泣きそうになった。

 「洋楽譯解」から訳の一部を引用させて頂きます。
 2016年の大統領選で、トランプがキャンペーンとして使ったそうです。
 ローリングストーンズはこれに抗議したそうですが、無視して使ったようです。

  欲しいものが手に入るとは限らない
  必ず得られるなんて事はない
  求めたからってダメな時もあるんだよ
  でもそうやってる内に、本当に必要なものは
  手にしてるってふと気付くかもね        (引用ここまで)


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