買い物というのは難しいとつくづく思う。
なるべく安い店で買おうとすると,調査や情報収集を入念にしなければならず,その作業に時間がかかってしまい,なかなか買いに行けなくなる。
そのうち購買意欲が失せて買わないことに決めるというのであれば財布の中身が減らず万々歳であるが,どうしても買いたいという欲求がますます募るようであれば,買い物をずるずると先延ばしにするのは精神衛生上きわめて有害である。
いきなり何をぐだぐだ言い始めたかというと,これは,今,僕が必死で気持ちを落ち着けようとしているからなのである。
昨日一昨日と2日間にわたって秋葉原で使用したお金は 3万5千円である。
そして,買い物体験日記といった感じで,やれ抵抗器をまとめ買いしたら 1本 10円が 1本 6円になっただの,トランジスタをまとめ買いしたら1個 30円が 10円になっただのと,まるで買い物の達人ででもあるかのように自慢げに体験談を書き散らしたわけである。
しかし・・・。
次にアキバに繰り出す機会のために,必要な部品がこの世にまだ存在するのか,あるとしたらどの店で入手できるのかなどをネットで調べて買い物計画を練っていたところ,実は
抵抗器が1本 1円,トランジスタが 5円
で手に入るらしいことを知ってしまったのであった。
あらかじめ知っておきたかったことであるが,もっと高い値段で同じものを買った後には,できれば知らないままで過ごしていたかった事実である。
もちろん,今後また同じものを買いたいときには,今回知った安売りの店を使うことにすればよいので,そういう意味では今後に役立つ知識である。しかし,まとめ買いした部品はそうそう減るもんじゃないので,それらを買う「次の機会」は,あるとしてもずいぶん先のことだろうし,下手をすると僕の残りの人生でもう二度と機会が訪れないかもしれない。
同じ種類の体験はちょうど一週間前に味わった。
三角形の等積変形を視覚的にとらえやすくするために,輪ゴムで三角形を作って頂点を動かすという教材を作ってみようと思い立った。
資材は,たまたまだが,バレンタインデーにぼっちスタイルで6時間半カラオケで歌い倒したのちにカラオケボックスのすぐ近くの大手スーパーで調達した。
辺を表すのに使うカラー輪ゴムと,頂点を固定するために使うピン,そしてピンを刺すためのボードとして,コルクボードが欲しかったのだが,見当たらなかったので足元に敷くマットを購入した。
輪ゴムとピンはいずれも150円前後であった。マットは6枚セットのものしかなく,600円ほどであった。
その後,よせばよいのに,スーパーの道を挟んで向かいにある百円ショップに立ち寄ったところ,案の定,知らなければよかったと後悔する羽目になった。
すでに買った輪ゴムと全く同じものが100円で売られている。ピンも同じようなものが当然 100円で売られている。極めつけはマットである。バラで一枚 100円で売られていた。
この時つくづく思い知った教訓は,『先に百円ショップに行け!』という,誰の目からも明らかな当たり前すぎることであった。
とはいえ,似たような経験はこれまでの人生で何度味わったかしれない。今後もきっとこの教訓を生かし切れず,同じ失敗を繰り返すのだろう。もはや悔しいとすら思わなくなってしまった自分が,今,ここにいる。
なるべく安い店で買おうとすると,調査や情報収集を入念にしなければならず,その作業に時間がかかってしまい,なかなか買いに行けなくなる。
そのうち購買意欲が失せて買わないことに決めるというのであれば財布の中身が減らず万々歳であるが,どうしても買いたいという欲求がますます募るようであれば,買い物をずるずると先延ばしにするのは精神衛生上きわめて有害である。
いきなり何をぐだぐだ言い始めたかというと,これは,今,僕が必死で気持ちを落ち着けようとしているからなのである。
昨日一昨日と2日間にわたって秋葉原で使用したお金は 3万5千円である。
そして,買い物体験日記といった感じで,やれ抵抗器をまとめ買いしたら 1本 10円が 1本 6円になっただの,トランジスタをまとめ買いしたら1個 30円が 10円になっただのと,まるで買い物の達人ででもあるかのように自慢げに体験談を書き散らしたわけである。
しかし・・・。
次にアキバに繰り出す機会のために,必要な部品がこの世にまだ存在するのか,あるとしたらどの店で入手できるのかなどをネットで調べて買い物計画を練っていたところ,実は
抵抗器が1本 1円,トランジスタが 5円
で手に入るらしいことを知ってしまったのであった。
あらかじめ知っておきたかったことであるが,もっと高い値段で同じものを買った後には,できれば知らないままで過ごしていたかった事実である。
もちろん,今後また同じものを買いたいときには,今回知った安売りの店を使うことにすればよいので,そういう意味では今後に役立つ知識である。しかし,まとめ買いした部品はそうそう減るもんじゃないので,それらを買う「次の機会」は,あるとしてもずいぶん先のことだろうし,下手をすると僕の残りの人生でもう二度と機会が訪れないかもしれない。
同じ種類の体験はちょうど一週間前に味わった。
三角形の等積変形を視覚的にとらえやすくするために,輪ゴムで三角形を作って頂点を動かすという教材を作ってみようと思い立った。
資材は,たまたまだが,バレンタインデーにぼっちスタイルで6時間半カラオケで歌い倒したのちにカラオケボックスのすぐ近くの大手スーパーで調達した。
辺を表すのに使うカラー輪ゴムと,頂点を固定するために使うピン,そしてピンを刺すためのボードとして,コルクボードが欲しかったのだが,見当たらなかったので足元に敷くマットを購入した。
輪ゴムとピンはいずれも150円前後であった。マットは6枚セットのものしかなく,600円ほどであった。
その後,よせばよいのに,スーパーの道を挟んで向かいにある百円ショップに立ち寄ったところ,案の定,知らなければよかったと後悔する羽目になった。
すでに買った輪ゴムと全く同じものが100円で売られている。ピンも同じようなものが当然 100円で売られている。極めつけはマットである。バラで一枚 100円で売られていた。
この時つくづく思い知った教訓は,『先に百円ショップに行け!』という,誰の目からも明らかな当たり前すぎることであった。
とはいえ,似たような経験はこれまでの人生で何度味わったかしれない。今後もきっとこの教訓を生かし切れず,同じ失敗を繰り返すのだろう。もはや悔しいとすら思わなくなってしまった自分が,今,ここにいる。