先日通勤途中で聞いたラジオのCMでこんなことを言っていました。
「この‘スピード○○○○○’は聞いてるだけで英語脳を作り、英語をマスターすることができます」
私「・・・・はあ
??英語脳? なんじゃそれ?」
結論から言って、脳科学の分野において「英語脳」というものは存在しません。
でも「英語脳」と聞くと、なんだか英語がわかる脳のような錯覚をおこしそう。これは英語学習者にとってはとてもキャッチーな造語だな、と思いました。
そこでちょっと「脳」の話
人間には右脳と左脳があります。生まれた赤ちゃんは圧倒的に右脳が大きく、就学年齢に達する頃に大人と同じように、右脳と左脳が同じ大きさになります。
このふたつの脳は働きが違います。
「右脳」は‘アナログ脳’と言われ、音、リズム、色、匂いなど五感に関連したものをつかさどります。他方、「左脳」は‘デジタル脳’と言われ、計算や文字をつかさどります。
幼児はこの右脳が大きくて活発ですから、たくさん自然に触れて五感を発達させましょう。自然豊かな環境で育った多くの人が芸術家に育っているのはこういう理由からかも。
また、リズムや音に敏感ですから、多言語をインプットするのも効果的です。例えば、幼児期から英語の歌やチャンツをたくさん聞かせて歌うと、大人になってからでは得ることができないリスニングの力やリズム感がつきます。
ですから、私のスクールでも、幼児期から通っていらっしゃるお子さんはリスニング力が抜群ですし、発音も大変きれいです。
読み書きを始めるのは就学期が適年齢。左脳が活発になってくる時期ですし、手の力(モータースキル)もしっかりついて、書くことが楽しめるようになります。また文字についても、幼児期は「絵」のようにみえる「パターン認識」から、「文字」としての認識ができるようになり、読みの力がついてきます。
幼児期から英語の「読み書き」やら「フォニックス」を急いでやらせるより、お母さんと一緒に楽しく英語の歌をたくさん歌ってほしいです。
ちなみに大人になって「ながら聞き」で英語をマスターすることはむずかしいです
(英語の音に慣れる、ということはあるでしょうが)
どうか「英語脳」などに惑わされないように。

私「・・・・はあ

結論から言って、脳科学の分野において「英語脳」というものは存在しません。
でも「英語脳」と聞くと、なんだか英語がわかる脳のような錯覚をおこしそう。これは英語学習者にとってはとてもキャッチーな造語だな、と思いました。

人間には右脳と左脳があります。生まれた赤ちゃんは圧倒的に右脳が大きく、就学年齢に達する頃に大人と同じように、右脳と左脳が同じ大きさになります。
このふたつの脳は働きが違います。
「右脳」は‘アナログ脳’と言われ、音、リズム、色、匂いなど五感に関連したものをつかさどります。他方、「左脳」は‘デジタル脳’と言われ、計算や文字をつかさどります。
幼児はこの右脳が大きくて活発ですから、たくさん自然に触れて五感を発達させましょう。自然豊かな環境で育った多くの人が芸術家に育っているのはこういう理由からかも。
また、リズムや音に敏感ですから、多言語をインプットするのも効果的です。例えば、幼児期から英語の歌やチャンツをたくさん聞かせて歌うと、大人になってからでは得ることができないリスニングの力やリズム感がつきます。
ですから、私のスクールでも、幼児期から通っていらっしゃるお子さんはリスニング力が抜群ですし、発音も大変きれいです。
読み書きを始めるのは就学期が適年齢。左脳が活発になってくる時期ですし、手の力(モータースキル)もしっかりついて、書くことが楽しめるようになります。また文字についても、幼児期は「絵」のようにみえる「パターン認識」から、「文字」としての認識ができるようになり、読みの力がついてきます。
幼児期から英語の「読み書き」やら「フォニックス」を急いでやらせるより、お母さんと一緒に楽しく英語の歌をたくさん歌ってほしいです。
ちなみに大人になって「ながら聞き」で英語をマスターすることはむずかしいです

どうか「英語脳」などに惑わされないように。