日々雑感

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北国の春

2013年09月11日 | Weblog
北国の春

遠藤実先生作曲のこの歌は、アジアを中心に15億人の人が口ずさんだメロデイだとか。爽やかで懐かしくノスタルジャあふれるこの歌が多くの人に歌われるのは当然だと思う。
歌詞は日本でしか通用しないかも知れないが、曲は歌詞の中味を飛び越えて人びとの心の中に飛び込んでくる。歌いやすいメロデイで親しみやすい曲調、そして曲に込められた優しい思い。大衆歌としてはヒットする条件をすべて兼ね備えている優れものである。この曲を聴いて悲しみを連想する人はいまい。怒りを覚える人もいないだろう。
音楽的に取り立てて指摘する様な特徴はないが、そんな専門的なことを飛び越えて人の心に飛び込んで行く歌こそ名曲であると思う。この歌の寿命が何年間か知らないが、現代に生きる人びとがこの世にいる限り消えてなくならないだろう。
ただベートーベンの交響曲のように作者が亡くなって100年も経ってから演奏されるようになるという性質の作品でない事は確かだと思うが。