日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

9-49飛天

2012年08月11日 | Weblog
飛天

東大寺の本殿のすぐ前に灯ろうがある。透かし彫りだが,その灯ろうには音声菩薩と思われる飛天がほられている。菩薩がフエをふきながら、宙を舞う姿である。

オリンピックで女子体操やシンクロナイズドスイミング、それにボールを使った団体演技などを見ていると、これぞ現代の飛天かと思われた。

各人のスタイルの良さは論を待たないが、柔軟な身体の曲線が特に美しく
それが一糸乱れぬ曲芸師の様な動きを見せる。

この美しさを体操演技の美しさとみるか、女のお色気と見るか、人様々だが、僕はお色気の方から眺めた。こんなに美しく鍛えられた身体もあと50年もすれば消え失せて、そこらそんじょのばあさんになる。

ということは、明日に楽しみを見つけるのでは無くて、今日、今こそ楽しみの瞬間であると心得て、今を生きなきゃと思った。