日々雑感

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[HP] おしゃべり音楽マガジン くらこれ!

2010年02月28日 | Weblog

[HP] おしゃべり音楽マガジン くらこれ! 2010年01月18日


2010.1.18 武田圭史 平家物語序章/古川博子(ソプラノ)古川五巳(ピアノ) 藤原歌劇団(コーラス)

毎週日曜日深夜25:30よりオンエア(FM OSAKA 85.1MHz)

-歌書き

「日本交響楽運動」の父として、黎明・発展期の洋楽界を切り開いた作曲家・山田耕筰氏(1886?1965)。その山田氏が作曲を学ぶためにドイツに留学したのは1910年。ちょうど100年前にあたります。山田氏は帰国後、日本で初めて本格的な管弦楽曲やオペラなどを作るようになるのですから、この「山田のドイツ留学」は、日本の洋楽史上にとって画期的な出来事だったのです。

そんな折、堺市在住の作曲家・武田圭史さんから一通の封書が届きました。武田さんは山田耕筰氏の最晩年のお弟子です。お便りには次の言葉が記されていました。

「私も73歳になりました。先生が亡くなる前の2年間、歌とはどういうものか勉強させて頂きました。(中略)
 人の心にしみる歌を書くように。歌は人の心にしみるものであり、クラシック歌曲も演歌も区別しないように?などなど、いろいろと貴重なお話をして頂きました。以来、歌作りに50年。今では素人さんが3回聞いて歌えるような曲を?と、歌作りに励んでいます」

同封された一枚のCDには、最新曲の「平家物語序章」が入っていました。
「祇園精舎の鐘の声…」云々の歌詞が、多くの日本人がもつ自然観というか宗教観というか、そういうものの琴線に触れることでしょう。

「これを聞いて、自身の人生を味わって頂きたい」(武田さん)
古川博子(ソプラノ)のソロ、古川五巳のピアノ、そして藤原歌劇団の4名のコーラスによる「平家物語序章」を聞きました。